夏の終わりに
担当:大重正人
天気は曇りでしたが、心は晴れやかな朝になりましたね。ヴァンフォーレ甲府に対し、アウェイでの0-3敗戦の雪辱を果たし、順位はひとつ上がって6位に。8月は3勝2分けと無敗で乗り切り、ACL圏内3位のボーダーラインへは5点差と詰め寄ってきました。昨日は日本代表アギーレ新監督の来場で、いつも以上にメディアの方も多くお越しで注目をいただけました。「私のリストには70~80人の名前がある」と帰り際に話したそうですが、昨日のレイソルの選手たちのプレーはどう映ったでしょうか。
5日と9日の親善試合での招集は残念ながらありませんでしたが、この秋、まだ2回の招集があり、来年1月にはアジアカップがあります。酒井選手、田中選手に続く、一人でも多くの「レイソル戦士」の代表入りを期待せずにはいられません。一方でその間、レイソルは、ナビスコカップ準々決勝に全力集中できる状況でもあります。3日水曜日のアウェイ、7日日曜日のホーム。今季2戦2分けのマリノス相手に、今度こそ勝利をつかみとって、次のラウンドに進まねばなりません。「連覇」という、今年は8強のなかで我々にしか果たせない大きな目標がありますから。
今日の日曜日。アカデミーチームの大きな公式戦がありました。まずU-12チーム、ジュニアワールドチャレンジ。準決勝でスペインのバルセロナと対戦しましたが、前半の2失点を追いつけず、0-2での敗戦。しかし続く3位決定戦では大宮ジュニアを相手に、先行されながら1-1に追いついてのPK戦。全少ファイナルでは涙を飲んだPKでしたが、2-1と勝ち越し、しっかり3位の座はつかみとりました。
世界的なビッグクラブであり、育成組織も最高峰のバルセロナ。小柄な選手が多いレイソルとの体格差もあり、いつもなら通るようなパスもカットされてしまう。もちろん技術戦術も当然に非常に高いレベルにあります。今は上回ることができませんでしたが、今日この日の対戦で「世界の指標」を感じ取ったことと思います。これからまだまだ続くサッカー人生、そしてレイソルのトップチームに上がり、日本代表、さらに世界へ羽ばたく選手になるという夢や目標のため、他では得難い大きな経験を積むことができたことでしょう。
また高校生のU-18チームはアウェイ札幌でのプレミアリーグ。こちらも残念ながら0-1の惜敗に。なんとか首位の座は守っていますが、残り7試合で佳境を迎える秋に入ります。次週7日は、今季2度目の「柏ダービー」です。流通経済大学付属柏高校のアウェイゲームが15時から行われます。4月のホームでは0-1の惜敗を喫しただけに、ここは何としても強豪を下し、またリーグ優勝に向けて連敗を阻止しなければなりません。夜19時には、ナビスコカップの準々決勝第2戦もありますが、プレミア応援もどうぞよろしくお願いします。