更新日:2/13 22:55
本日の担当:横井孝佳
今回のキャンプは、種蔵女史がフォトグラファー魂を発揮して頑張ったこともあり、フォトギャラのボリュームがすごいことになっています。1日や2日の写真は深海みたいな下層に追いやられていましたから、Windowsならともかく、Macユーザーの皆さんは相当不便に感じておられたのでは。そこでトレーニングの合間の時間を利用して、フォトギャラの体裁を変えてみました。写真一覧に行き着くまでにワンクリック増えてしまいましたが、過去の写真は見やすくなったと思います。いかがでしょうか。
本日行われたロッソ熊本との練習試合は、先日の名古屋戦に出場していないメンバーが中心。昨日、石崎さんは「いろいろな組み合わせを試してみたいんだけど、勝負だからどうせなら勝ちたいんだよな。どうしたもんかな」と悩んでいました。結局、リカルジーニョ選手とフランサ選手が先発。キャンプ当初はずっと別メニューだった彼らが、どこまでやれるか、チームにフィットするか。それを確認するのも今日のポイントのひとつでした。
結果的には、やはりブラジル人同士ということもあって、2人でチャンスを作り出していました。フランサのワンタッチパスにリカが、リカのスルーパスにフランサがそれぞれ反応し、決定機を作り出したシーンも。しかし試合後に監督にうかがうと、「まだまだ見極めが必要」とのことです。
この試合では、各選手が持ち味を発揮し、見応えのあるゲームを展開しました。鈴木将太選手は抜群のスピードを生かして右サイドを何度も突破。石舘選手のドリブルやイマジネーションに富んだパスもよかった。石川選手はフィードやクロスに成長をうかがわせましたし、先制点は大谷選手のスルーパスが起点でした。そして李選手は持ち前のスピードと突破力を生かしてDFラインを切り裂き、2得点をあげました。その他の選手も皆、よくやっていたと思います。
夕食のとき監督に「面白かったです」と言うと、石崎さんは「うーーん」と首をひねり、「キャンプ当初は守備の練習をやっていて、京都戦ではその意識が上手く出たのに、最近攻撃系の練習に切り換えたら守備のほうがおろそかになっている」と。なるほど。でも、両チームとも頑張っていたと思います。「京都戦はよほど面白かったんですね」と答えると、「見たい? じゃ後でビデオ持ってくるよ」とのこと。恐縮です。
一方、練習試合メンバー以外の選手たちは、午前と午後の二部練習をこなしました。こちらのトレーニングは、傍目にも相当ハード。フィジカル、テクニック系のトレーニングがえんえんと続き、選手たちの額からは汗がだらだらと流れ、一つのメニューが終わるたびに皆ピッチに倒れこんで…。うわ、なんか申し訳ない、と見ていて思ってしまうほどでした。
これほど過酷なメニューをこなしたのは、明日のトレーニングが一部練習のみとなったことが影響していると思います。明日は全員の尿、じゃなくて乳酸値を計測することになったのです。午前9時から、4人一組のグループごとに順次乳酸値を計測、その後30分ほどトレーニングというメニューを行っていきます。たぶん、午後2時半には全てのグループが終了するだろうとのこと。明日練習見学を予定されている方はご注意ください。
最後に本日面白かったこと。午後のトレーニング中、ディエゴ選手が突然大声で「ウザイ!!」と絶叫。何のことかと思ったら、松原フィジカルコーチの手拍子がウザイらしいのです。松原コーチもわざとディエゴ選手に向かって手拍子、ディエゴ選手は「ウザイ!!ウザイ!!」を連発してました。もちろん冗談ですよ。両者とも笑顔でした。
もうひとつ。午前のトレーニング前に、主務のタクちゃんと小林祐三選手がガンダム談義に花を咲かせていました。自他共に認めるガンオタの祐三選手は「なんで大黒さんなのかわからない。俺、サッカー界で一番ガンダムを語れる自信がありますよ」とブツブツ。どうやら去年、Zガンダムの映画試写会で当時ガンバの大黒選手らが舞台挨拶したことを差しているよう(バンダイの方、小林祐三をぜひ)。とそこへ、ディエゴ選手が蹴ったボールが! とっさによけるタクちゃんとパンゾー君、「危ないな?」と言いつつ、「でも俺たちニュータイプだから大丈夫(笑)」だそうです。