2006年3月 7日

更新日:3/7 23:55

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本日の担当:横井孝佳

スタジアムで行われたトレーニングマッチ、結果は4-0で快勝!! レイソルは基本的に開幕湘南戦に出場した選手を除くメンバー、ジェフはサテライトとはっきり銘打ったメンバーでしたが、佐藤勇人選手や要田選手、楽山選手、櫛野選手らが出場し、なかなかに豪華。その相手に対して4-0なのですから、胸を張っていいのでは?
点差もさることながら、内容的にもレイソルが優勢でした。高い位置でボールを奪い、素早く攻撃。両サイドやボランチが連動した厚い攻めも見られ、溜飲が下がりました(サイドの選手が突破して、中央では4対2ぐらいで数的有利、クロスを上げればほぼゴール確実!!という状況で勝負に出てボールを奪われる、なんて惜しい場面もありました)。
なかなかゴールが決まらなかったのですが、前半も押し迫った頃に忠成選手が決めると、立て続けにゴール。「1点取ると、状況がガラッと変わってゴールラッシュ、ってのはよくあることです」と解説の村井さん(U-13コーチ。解説ってのは、たまたま隣にいただけです)。
今日、レイソルオーレに出演した小林亮選手が、DJナラさんとのトークで言ってました。

ナラ「昨年に続いて開幕戦ロスタイム同点弾。心配ではないですか?」
亮「ないです(きっぱり。ホントにきっぱり言い切りました)。試合後すぐに監督と選手で、下を向かずにやっていこうと話し合いましたから」

亮選手、「監督を信じてついていくだけです」とも言い切っていましたね。石崎監督の指導するサッカー、そして石崎監督自身を信頼し、選手が一丸になっているからこそ、こういう言葉が自然に出ると思うのです。今日の快勝も、同じ理由ではないでしょうか。
トップチーム(石さんはトップとサテを分けたがらないのでこういう呼び方はしたくないのですが、便宜上使います)と同質のサッカーをサテでも再現できる。チーム全員、一人の脱落者も出すことなく意識を共有できている。それってなかなかすごいことです。
昨日の練習後、古邊コーチと平川コーチを相手に、根引選手が居残り練習に取り組んでいました。自らの課題を克服しようと、顔から湯気が出るほどに。それを見て思いました。根引選手は昨年、J2のベガルタでDFラインの要となっていた、もはやベテランの域に達しかけている選手。しかし今年は試合に出られないでいる。そこで腐ることも諦めることもなく、プライドもかなぐり捨てて、ひたすら向上心を燃やしている。胸が熱くなりました。この光景こそ、今のチーム状況の良さを物語っているのではないかと。
先のことはわかりません。1年で昇格できる保障はどこにもない。でもこの調子で行けば、このチームは必ず強くなる。仮に1年での昇格が果たせなかったとしても、石さんは“戦えるチーム”の土台を作ってくれることは間違いない。断言できます。この筋金入りのペシミストが言うんだから相当です。
開幕戦、ドローに終わってしまいましたが、皆さんにはどうか「やっぱり今年もダメだな」などとネガティブに陥ることなく、選手に、チームに温かなご声援を送り続けていただきたいと願っています。石崎さんの指導、選手のモチベーション、それに皆さんのご声援が加われば、間違いなく強くなりますから!! よろしくお願いします!!