3年ぶりの「1勝」
担当:河原 正明
"ホーム"の力。サポーターの皆さんにもより強く、さらにハッキリと感じることができた試合になったのではないでしょうか。
ナイトゲームで行われたJリーグ第25節、日立台に迎えたのは今季も好調で3位のサガン鳥栖。2連敗中かつ浦和戦でのカードによる出場停止で前節から先発メンバーを3人変更せざるを得ない中、苦戦が予想されましたが結果は2-0での勝利。
「今日のヒーローはキリでしょ!」今日2ゴールの活躍で、試合後のヒーローインタビューに指名された工藤選手も話していましたが、この試合で活躍した選手の中でも、一番期待を込めらた熱い声援を受けていたのは間違いなく桐畑選手でした。
2012年2月。練習中の接触プレーで左肩の関節を脱臼。その時のことを今でも憶えていますが、前年にリーグ優勝、王者として迎える新シーズン、さらに新たに挑戦するACLを目前にして無念のリタイヤを余儀なくされました。ようやく傷も癒えて復活した昨シーズン、またしても春先から2度の離脱。しかも今度は膝のじん帯損傷で長期離脱。なんとも言えないアクシデントを辛抱強くリハビリとトレーニングで乗り越えて迎えた今季。ここまで大きなケガもなく過ごしてきましたが、えてしてGKの出番は突然やってくるもの。Jリーグ初出場と同じく、菅野選手の退場で交代出場が前節浦和戦。そして迎えた今日の試合。2011年9月10日、J1リーグ第25節名古屋戦以来3年ぶりの先発出場は、桐畑選手にとっては改装後の日立台で初めてのゲームでした。
「どういう感じなんだろうという不安もあったけど、ウォーミングアップからすごい応援をしてもらって、すごくワクワクしました」。
一番近くで支えたのはDFトリオ。「キリが入ってもやることは変わらない。ドゥさん(近藤)、ナベ(渡部)といつもより声を掛け合って、カバーして守った」(鈴木選手)。「うちはもともとレギュラークラスの選手が2人揃っている。むしろフレッシュな状態だからプラスになるでしょう」(ネルシーニョ監督)。近藤選手は23節のセレッソ戦以来、そして渡部選手は19節のマリノス戦の後半から出場して以来の実戦でしたが、心配無用とばかりに力を見せつけてくれました。元・日本代表FWの豊田選手ら強力な攻撃陣、そして脅威のセットプレーも封じました。
そして攻撃ではレイソルアカデミーの後輩、工藤選手が2得点。そのアシストはいずれもレアンドロ選手でしたが、今日のレアンドロ選手は相手も止められないほどキレキレでしたね。ゴール後も互いに互いを称えあうシーンが印象的でした。コンビ完全復活です!
「あっという間の90分」(桐畑選手)。試合終了と同時に、同じく先発出場した近藤、渡部選手と抱き合って勝利を喜ぶ3人!桐畑選手にとって2011年8月のマリノス戦以来の完封勝利でした。
ネルシーニョ監督も試合後に「キリは元々能力の高い選手。ケガもあったりしてこの2年間公式戦から離れていて練習しかしていなかった。いろいろ溜め込んできたものもあったハズ。でも久々の試合でも気迫に満ちて、落ち着いたプレーで今日の勝利に貢献してくれた」と目を細めて話していました。
これで日立台でのリーグ戦ホーム無敗記録を11に伸ばしました。
すぐに週末にはアウェイでFC東京との連戦です。「今必要なのは連勝。なんとしても次の試合は気を引き締めて(アウェイで勝てていない)流れを止めないと」(鈴木選手)、「今日も多くの声援で勝つことができました!次は味スタに全員集合してください!」(工藤選手)。今日も応援ありがとうございました!土曜日もぜひチームへの後押しをスタジアムでお願いします。