2006年4月19日

更新日:4/19 1:22

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本日の担当:種蔵里美

「J2はそんなに甘くない。厳しさを痛感している」
試合後、記者さんに囲まれた小林亮選手。いつもよりも早口で、畳み掛けるように次から次へと言葉が出てきました。
「連敗したことはよくない。だけど逆に切り替えるチャンス。まだ始動して3ヶ月。いいときもあったけれど、いまは悪い部分が出てきている。だからそこをもう一度修正する。もう一度修正して、もう一度確認して。このまま下を向いていたら成長できない」

うーん…という声が聞こえてきそうな神戸戦終了後の選手たちと比べ、今日クラブハウスに戻ってきた彼らからは「この正念場を乗り切る覚悟」が伝わってきました。「どうしちゃったんだろう」と首を捻るわけでも、下を向くわけでもない。そのぶんコメントは語気が強まって、もうとにかくやっていくんだぞ、と。
新しくチームが生まれ変わり、みんなでひとつになってここまでやってきました。まだレイソルは完成されたチームではない。向かっている方向が正しいことをみんなが信じているのだから、やり続けることで、また何かを変えていこう、と。

モンテディオ山形の樋口監督が、試合後に勝利を噛み締めるように一人で何度も何度も小さくガッツポーズをしていた姿が忘れられません。結果が出ないなかでも信じてチームを作り上げてきて、そして前節のリーグ戦初勝利。内容ともに手応えを掴んだと、こちらに気持ちが伝わってくるガッツポーズでした。我々も、何度でも何度でもガッツポーズがしたくなるような、手応えを掴んだぞ、という試合を作り上げていきたい。

南キャプテンの言葉を借ります。
「こういう状況は運で切り抜けられるものではない。レイソルは若いチーム。チームとしての力が試されているし、いい意味でチームが大きくなる時期。信じてまとまってやっていきたい」
苦しいときこそ明るい気持ちを持って、家族みんなで乗り越えていきましょう!

さて、これまでほぼ同じメンバーでスタメンを組んできましたが、今日は大谷選手が背中の打撲により、鈴木達也選手が臀部を痛めていることにより出場を回避しました(幸いにして二人とも重症ではありません)。新しい選手が入ってくることにより生まれたコンビネーション、連動性への微妙なズレを修正するとともに、立ち上がりの失点を克服するために確認を重ねて、中3日での札幌戦に向かいます。
明日はオフです。頭と体を一度、ゆっくりと休ませる一日です。

最後にお知らせを。本日負傷した北嶋選手ですが、試合後病院へ検査に向かいました。詳細はまだ入ってきていませんが、右太もも裏を痛めています。木曜日にはケガの程度をお知らせできるかと思います。軽度であることを祈っています。