あと4日
担当:大重正人
さあ中断期が明けます。レッズ戦は6月28日、あと4日しかありません。怒涛の3得点を奪った札幌ドームが遠い昔のようです。十日町キャンプで心身ともに鍛え上げられた選手たちは、日立台の真夏のような日差しを浴びながら、最後の追い込みに入っています。
残念ながら新潟を一人離れることになってしまった阿部嵩選手も、ほかの選手と同じフィジカルメニューをクリア。練習を休んでいたフランサ選手も荒川トレーナーと並んでトレーニングをスタートさせています。午後の紅白戦では、めまぐるしくビブスの色を変えながら、いろんな組み合わせを試し、選手たちのモチベーションを高めます。今日は相手ゴールに近い地点でプレスをかけ、ショートカウンターをしかける攻守の切り替えに重点が置かれた練習が行われました。
取材もいっぱいです。今日明日とキャンプ中に受けられなかった取材で練習後は大忙しとなりそうです。NHKさんは、一橋アナウンサーが今週末に放送される予定のサンデースポーツで李選手を取材。J’sサッカーさんは、J2リーグの意義について。石崎監督と旧知の江藤さんが来場され、取材というかよもやま話というか。2人は大分時代からのいわば戦友です。
そのころの思い出話から、レイソルが降格して昇格した今の現状について熱く楽しく語り合うなか、佐藤由紀彦選手の話も出ました。「J2は魂が磨かれるところ」という名言どおり、「レイソルは降格をバネにして、生まれ変わることができた。そして選手やフロント、サポーターとすばらしい関係を築くことができた」。レッズも、フロンターレも、J2から這い上がって今の位置にいるのです。レイソルにだってできないはずがありません。
監督はミーティングで後半戦を戦う意気込みを選手たちに説きました。「この段階で課題がわかったことは良かった。これをどう改善していくか、どう意識を変えていくか。浦和、ガンバ、名古屋、大宮とこれまで以上に苦しい試合になっていくだろう。今は4位だけど、上も下も詰まっているし、われわれの目標は勝ち点55。残り35点。1試合の勝ち負けで一喜一憂しないで目標に向かって戦っていこう」
さあ国立へ、打倒レッズまで、あと4日!