2008年6月22日

ずっと家族であること

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担当:河原 正明
うっとうしい雨が続きますね。久々の日曜日の練習ということで曇天の中にもかかわらず、たくさんの方に練習見学へ訪れていただき、ありがとうございました。

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新潟・十日町キャンプから続いた練習も、今日の練習で一段落、ミニゲームのみの軽めのメニューで終了となりました。いつもなら、居残りでシュート練習やクロスバー当てゲームに興じる選手が多いのですが、今日はなぜか皆一斉に引き上げ始めます。その理由は・・・久々の日立台での「シュハスコ」パーティーだったのです。(詳しい模様はHP内のフォトギャラリーをご覧下さい)


あいにくの天気で、会場がスタジアム2Fコンコースになりましたが、午前11時30分、前入りして準備していた宮本主務、神田トレーナー他がセッティングを終えたころスタートしました。石崎監督とコーチ・スタッフ陣が次々と食材を焼き、振舞まっていきます。今日はブラジル直輸入の牛肉を20kg!用意したそうです。
で、シュハスコ奉行はロビンソンコーチ。岩塩をまぶしたお肉を次々と焼いていきます。また、コラソンと呼ばれる鶏の心臓を、その場で丁寧にひとつひとつ手で串刺しにして焼いて、これまたこまめに自ら切り分けて振舞います。選手たちからも「コラソンまだ?」と催促が飛ぶほどの大人気でした。今日はブラジルから来た息子さんもシュハスコに参加、慣れた手つきでお父さんのサポートしていました。
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で、お好み焼きは、当然石崎監督。その鉄板は聖域となり誰も触れないのですが、古邊コーチは焼きそばの麺をほぐして生地の上に載せたり、火力を上げるために鍛えられた上腕筋を駆使して炭を煽いだりとピッチ上同様の師弟コンビぶりを発揮していました。

久々にじっくりと石さんがお好み焼きをつくるの見ていたのですが、本当に時間がかかるのですよ、これが。なんと大体1回焼くのに30分近くかかります。「どうしても炭火だと火加減が難しいんよ」とのことですが、待ちきれない選手たちが次々と列を作り、あっという間に売り切れてしまいます。一度作り終えると、鉄板を綺麗に掃除してから、また作るの繰り返しで丁寧にお好み焼きを作っていく指揮官と、それを待つ選手。まるで親子、まさにレイソルファミリーです。
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「うまいっす!!」久々に石さんお好み焼きを食べる杉山選手。自分も一片いただきましたが、おいしいの一言です。特にキャベツの甘味加減が絶品でした。


シュハスコ中、ちょっとしたサプライズが。なんとドゥンビア選手から、大谷選手へ電話がかかってきたのです。先日スイスのBSCヤングボーイズへの移籍をお知らせしましたが、日本を離れる前にと、元チームメートへの挨拶でした。その後小林選手や石崎監督と代わる代わる話をしていました。
監督は「いや?日本語が上手くなっていてビックリしたよ」とおどけていたものの、「頑張って来いよ!」とかつての教え子を熱く激励していました。チームを離れてもレイソルで暮らした家族であることには変りません。
残念ながら直接会ってお別れをすることは叶わなかったものの、律儀でまた明るい性格は、彼がチームメイト達に愛されてきた理由なのでしょう。誰もが認めるその能力を、スイスで開花させて欲しいものです。

楽しかったシュハスコも、2時過ぎには解散となりました。明日は10日ぶりの、選手たちには待ちに待ったオフです。火曜日からはいよいよ週末に行われるレッズ戦に向けたトレーニングが再開です。シュハスコで確認した絆を持って、またリーグ戦に臨みます。チケットは好評発売中です。ぜひ黄色いスタジアムにしていただき、選手へのご応援をよろしくお願いします。