2006年5月18日

更新日:5/18 1:50

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本日の担当:種蔵里美

主務としてチームに一番近いところにいる宮本拓ちゃんの目が、心なしか潤んでいるように見えました。
「みんなが最後まで頑張って走ったことが、自分のゴールにつながった」と決勝点を決めたディエゴ選手は言っていましたが、本当にそう、みんなの念があの時間にあの場所に集中してゴールが生まれた。大興奮の瞬間でした。
日立台でゴールが決まった瞬間、勝ったあとの一体感は何度味わってもいいけれど、祐三選手が言うように「こういう試合に勝った」あとの喜びは格別ですね。
だからこそ、試合が終わったいま、どっと疲れが押し寄せてきています。充実感に包まれた心地よい疲労感なのですが。そういえばディエゴ選手も、ロッカールームからチームウェアで引き揚げてきて、クラブハウスで着替えるのを忘れ(疲れから?)、そのままふわーっと自宅に帰ってしまったほどでした。

今日の勝利は本当に大きな勝利です。
誰もが「してはいけない試合をした」と振り返った前節を経てやってきた中2日での仙台戦。
一週間ほど前、ミーティングで石さんはこう選手たちに語りかけていました。
「上がったり下がったりと波があるなかでも、全体として右肩上がりになるよう、成長していこう」
開始早々に失点し立て直せないまま喫した3連敗、前半リードしても後半崩れる試合展開が続いたここ2試合。その都度、下降線がありながらも、そこから再び這い上がる波を大きくしてチームは成長してきている。そう再び実感しました。この一試合を忘れることなく、これからも一試合一試合を大事に戦っていきましょう。

さて先制点を決めた李忠成選手、今日の試合でプロA契約になるための900分出場を達成しました!
正式に契約するのはこれからですが、クラブハウスのホワイトボードには、誰かが早速「A契約おめでとう☆」と書き込みをしていました。
本人は「今日は点を決めてなかったら、まじでやばかった」と反省しきり。今年に入って紅白戦などでフランサ選手のプレーに間近で接しているのがかなり刺激となっているようで、「ボールの受け方、落とし方、すべて盗みたい。今日のような1トップも、フランサだったらワンクッション置いてボールを収めて周りを使ったり、いろんな展開ができてるはず。自分の課題はそこ」と次節を見据えて言っていました。

李選手とFC東京U?18で同期だった鎌田選手は今日がプロ2試合目、初のホームゲームとなりました。センターバックでコンビを組んだ岡山選手は「修正能力のある選手。前節からいくつか修正点があるなかで、落ち着いてやってくれた。勝って一緒に喜んで。今日一日であいつもレイソルの一員になれたと思う」とコメントしていました。

最後に嬉しいニュースをもう一つ。本日の試合には、鈴木達也選手も観戦に来ていました。松葉杖はもう取れ、普通に歩いていました。ここ数日、多くの方々から引き続き激励メールをいただいていることを伝えるべく、横井広報とクラブハウスを張っていたのですがなかなか遭遇できずにいました。ここ数日は自宅で安静にしていたようですが、これから少しずつ、リハビリが始まります。