2006年5月19日

更新日:5/19 20:4

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本日の担当:種蔵里美

「遠いなー」
クラブハウスのホワイトボードで移動スケジュールを眺めながら小林祐三選手がポツリ。13時に出発して、予定通りに進めばホテルに着くのは18時。鳥栖までも同じくらい遠かったですから、思わず呟いてしまうのも無理はないですね。祐三選手、嘆かずに淡々としていたところはさすがです。長い時間を楽しむ方法があって、幾度もやってくる移動と仲良くお付き合いできるのもプロ選手として大事な条件のひとつかもしれません。
 
さてチームは午前9時半からミーティングを、その後紅白戦を含めて約1時間半ほどトレーニングを行いました。
セットプレーの練習時には、一昨日、連続出場記録が途絶えた永井俊太選手がビューティフルなFKを続々披露。3本連続で決め、選手たちから感嘆の声が上がっていました。その練習を見学していたスポンサー営業の薩さん、「いやもう、FKはホントに武器だね。俊太の場合、太すぎない体型がまたいいんだよ。ボールに柔らかい絶妙な力が加わって」と感心していました。FKは練習すればするほど上手くなるもの(薩さんは右足の骨折以来、左足で練習をしてテクニックが飛躍的に伸びたそう)。プロ入りしてから蹴るようになったという石舘選手も、「武器となるよう練習したい」と意欲を燃やしていました。
明日は3連戦の最後の試合。愛媛といえば、4月のホームゲームで対戦したときの組織立ってまとまったサッカーが記憶に新しいところです。その愛媛をどう崩すか。選手たちの疲労はピークに達していますが、鳥栖戦、仙台戦以上に集中してボールを奪い、アイデアをもってシュートまで持っていくことが必要となります。
本日、出発前にプロA契約にサインをした李忠成選手にも期待をしたいところです。これまでを「(C契約のうちは)まだ自分はプロのサッカー選手として認められたわけではないと思っていた」と表現した李選手。念願かなってA契約になった1試合目、日頃意識しているチームに貢献する動きはもちろんのこと、得点という結果をもぎ取ってくれることを願っています。