2006年5月21日

更新日:5/21 0:29

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本日の担当:横井孝佳

楽に勝てる試合なんて一つもない。そう頭で理解していても、こう苦しい試合が続くと胃がおかしくなりそうです。松山のホテルからアップいたします。

しかし今日の試合はフラストレーションがたまりまくりました。過密日程で疲れがたまっているのはわかるのですが、あまりにミスが多く、運動量も少なく、どちらが首位のチームかと見まごうほど。速報を打ちながら、サポーターの皆さんにどの面下げてお詫びしようかと考えていました。後半に選手とポジションとシステムを変えて持ち直しましたが、それでもリカのゴールによる1点がやっと。
勝てたことを良しとしたい。結果オーライ。それは紛れもなく真実。しかしこんな試合をやっていては…。うーむ。思考が行ったり来たりしています。
しかしそれは選手も十分わかっていること。試合後は口々に反省の弁が聞かれました。とりあえず、次節は1週間後で、その後は休みの節もありますから、しっかりと積極的な休養を取って、心機一転札幌戦に臨んでほしいものです。

なお、わたくし速報では「爽やかな陽気」などと書いておりましたが、今日のスタジアム、実際に試合が始まってみると、相当蒸し暑かったです。それにピッチは、踏みしめると水が湧くほどでした。この3日間雨続きで、しかも広庭くんによると、ピッチの水はけは必ずしもよくないそうです。スリッピーな上に芝も長めで、レイソルの選手たちはこの点にも苦労したようです。
ですが、その条件は相手も同じ。過密日程も同様。愛媛は前節、ひたちなかでやっているんですから。はつらつとしたプレーぶりには脱帽です。リカも言っていたように、個の能力ではレイソルが上回っていても、それを補って余りあるチーム力、連動性を持っていました。末恐ろしいです。

さて、本日わたくし、キックオフ前の時間を使って、サポーター席の皆さんへご挨拶に伺わせていただきました。「バスで10時間以上かけてきました」「車で来ました」そんな皆さんの声を聞いて、本当に頭が下がりました。大切なお金を、時間を、情熱を投資してくださるサポーターの皆さん。レイソルは皆さんに支えられています。
キックオフ前から、現地のメディアの方々が「レイソルのサポーターすごいね。さすがって感じだね」と話しているのを聞き、にんまりとしたものです。おなじみとなった「アタックチャンス」をはじめ、「3年B組金八先生」「長州力のテーマ」などの新ネタに笑わせてもらいました。試合終了後、ふと記者席の横にいた地元記者の方を見やると、レイソルサポーター席のほうを眺めつつ、口をあんぐり開けて驚いてらっしゃいました。まるで地球外生物でも見るような表情で。さすがレイソルサポーターです。