2020年5月30日

6月から練習再開

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担当:大重正人

5月25日、東京都や千葉県など緊急事態宣言が解除となり、ようやくチーム活動再開やJリーグによる公式戦再開への動きが始まりました。J1リーグ戦の再開時期については、7月4日が予定されています。試合日程はすべて組み直しで、6月15日に発表予定です。また本日、年間シートの払戻や取り扱いについてご案内させていただきましたので、ご確認下さい。
https://www.reysol.co.jp/news/ticket/033274.html

この中断期間中、トップチームは全体練習を休止し、選手個々によるトレーニングを続けてきました。3月当初は、試合延期期間が約2週間ごとに決定されたので、オフに入らず、常に試合に向けた準備を続ける大変さが、各クラブにあったと思います。外部チームのトレーニングマッチも予定されていましたが、感染予防のため控えさせていただきました。

その間、政府の決定、リーグの方針など、活動の判断が難しい時期が続きましたが、ネルシーニョ監督やスタッフでの話し合いにより、外部判断も見ながら、レイソルは早め早めのスケジュール決定をおこないました。再開時期が見えず心身共に難しい状態が続いた選手たちも、そうしたストレスから幾何かは解放されることになりました。ただ日々、選手はもちろんスタッフも含めて、検温や体調を報告し、不要不急の外出自粛を続け、感染予防に努めてきました。

■3月末~: チーム活動休止
■4月上旬~: 練習グラウンドでの個人トレーニングを許可
※コーチから参考メニューを提供。利用制限の一例(奇数日は背番号奇数、偶数日は偶数番号=2日に1回。1回90分以内。グラブハウスやジムは使用不可。選手は練習後着替えずに帰宅して、シャワーは自宅で。ドリンクやウェアは個人準備。2mの距離をとる、など)
■4月下旬~: オンラインでの全体ミーティング、監督と選手のグループ面談
■5月上旬~: 全選手参加のリモートトレーニング(週2回)

4月は、個別トレーニングが続きました。選手たちは「コンディションを少しでもキープできるように」と励んできました。選手によってはグラウンドで顔を合わせる人もいましたが、スタッフも含めて、全体で顔を合わせる機会は難しい状況でした。そこで「我々はチーム、人と人とのつながりを大事にしていこう」と、インターネットを活用して、ミーティングやトレーニングを続けていきました。試合映像を使った戦術ミーティングもありました。

ついに、来週月曜日、6月1日からチームトレーニングが再開されます。とはいえ、細心の注意を払い、制限を設けながらになります。最初の週は10人以下のグループ、続いて半分ずつ、そして全体へ、と週ごとに拡大していく予定です。接触せず、距離を確保する。ただ、練習をすればいいというものではありません。感染予防にはそれだけでは不十分です。

練習エリアの制限、ボールや用具の細かな消毒、クラブハウスやジムの使用も最初は利用できません。食堂ピアノも休業。そのほかにも、ドリンクは個別にしたり、洗濯は個人で。選手たちの駐車場や導線はどうするんだ?部屋を使うようになったら消毒は?ごみの処分は?手袋やマスクの調達は?ドクターやメディカルチームで入念に考えられたたくさんの細かなプロトコルを順守し、選手たちが少しでも安心してトレーニングに集中してもらえるように、スタッフもフロントも準備しなければならないことは山のようにあります。他クラブも同じようにいろんな苦労を抱えながら、日々を過ごしていることと思います。

トレーニングは再開しましたが、ここから約1か月後に試合再開するとして、それまでに万が一ウイルス感染が起こってしまえば、また出直しになります。世の中は緊急事態宣言が明け、人の往来も増えてきただけに、より細心の注意を払って、生活しなければなりません。試合再開に向けて、より一層気を引き締めていく必要があります。

ファン・サポーターの皆さんにおかれましては、練習見学は引き続きご遠慮いただくことになり、またプレゼントや贈り物なども控えていただくよう、改めてお願い申し上げます。みなさんも引き続き不安な日々を送られていることと思いますが、チームは少しずつ歩みを始めており、SNSを通して、彼らの元気な姿を引き続きお伝えしていきたいと思います。いろいろと申し訳ございませんが、引き続きご理解ご協力をよろしくお願いいたします。