2023年1月23日

春季キャンプ6日目

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担当:大重正人

指宿に来て、今日でキャンプ6日目。今日は始動して初めてのトレーニングマッチが行われました。今週、リーグ戦の日程が発表となり、2月18日のホーム、G大阪戦に向け、そこから逆算してちばぎんカップ、トレーニングマッチとプレータイムを増やしながら、個人のコンディションとチーム戦術を整えていく。ネルシーニョ監督のビルドアップのステップは今年も変わりありません。

結果は35分×3本で行われ、合計4-1、戸嶋、真家、仙頭、オウイエ選手がゴールを決め、失点はPKによるものでした。試合展開は、総じてレイソルが主導権を握り、敵陣で攻撃する時間が長く、奪われてもすぐに奪い返して波状攻撃を繰り返す。トレーニング始動から1週間強、「今季初戦」でまだフィジカルは上がっていくところですし、疲労が溜まってきて「体はキツイです」と苦笑する選手ばかりですが、試合に入ればそんなところは一切見せず、監督が求めるインテンシティ(プレー強度)の高さを出そうとする選手たちの姿が印象的です。

仙頭選手は左サイドを起点に、最後はエリアの中、左45度ぐらいから正確な右足のシュートでした。「最初は守備がなかなかハマらなくて、でも修正してハマるようになって、自分たちのペースになりました。攻撃ではそれぞれの特徴を出しつつ、ビルドアップも安定するところもありましたが、もっと攻撃の質をあげられると思います。まだ1試合目なので、出てきた課題を修正していきたいと思います」。

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加入初戦でのゴールは「練習試合であれ、いい形でゴールが決められて、自分のしっかり狙った通りに蹴れましたし、感触はよかった。これをシーズンが始まってもできるように、キャンプで感覚を取り戻して仕上げていくというところでは、1試合目にしては良かったんじゃないかなと思います」。攻撃の良さはもちろん、ディフェンスでもコースを限定したり、時にはGKまで激しくアタックするなど、戦術理解の高さ、実行力も見せてくれています。今年のレイソルに新しい風を吹かせてくれそうな期待の一人です。

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戸嶋選手もサイドからのラストパスを左足で沈めました。「比較的、自分たちのやりたいことができて、シュートシーンも多く作れたと思います。押し込んだ後の切り替え、攻め切るということも狙いを持ってやれたかなと。キャンプでは思い切ってトライしようというところで、いろんなコンビネーションにもつながったかと思います」

ここまでの1週間、離脱者もなく、順調にメニューを消化できています。これまで続けてきたベースの部分に、攻撃面でいかにプラスアルファできるか。引き続き、チームのレベルアップに取り組んでいきます。この23日で広報が入れ替わり、梶山広報に引き継ぎます。また違う目線でチームのことを伝えてくれると思いますので、引き続きSNSやブログを楽しみにしていただければと思います。自分は柏に帰ってイヤーブックの制作に専念します。ここまで1週間、ありがとうございました。