2006年7月 1日

更新日:7/1 23:45

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本日の担当:横井孝佳

完敗です。いつ以来かと思い返すほどの完敗でした。アウェイの地、山形のホテルに入り、広報日記を書いています。
思えば前回の完敗は、4月の山形戦でした。開幕前のトレーニングマッチから数えて3連敗。苦手チームをつくりたくない、そんな思いで、絶対に勝ちたいと選手も私たちスタッフも意気込んで臨んだ今日の試合だったのですが、選手たちに苦手意識が芽生えてしまったかもしれない…。今はそれが心配です。次に山形へやってくるのは最終節の1節前、正念場になるかもしれない時ですから。
モンテディオはこの順位にいるのが不思議なほど、いいチームでした。豊富な運動量、迷いのないサッカー。堅い守備でボールを奪うと、素早く前線の選手に当ててくる。クリアすると2列目の財前選手、永井選手らテクニシャンが拾って、ひんぱんにポジションチェンジをしながらワイドな攻撃を仕掛けてくる。レイソルのように、前へ前へと攻めていくチームと相性がよいのかもしれません。しかし、どんなチームにも勝っていかなければJ1昇格は望めないのは言うまでもありません。
相手の良さは認めつつも、しかし今日はレイソルが悪すぎた。運動量も少なく、判断のスピードも遅く、後手後手に回ってしまいました。何がいけなかったのか。スタジアム入りする前の過ごし方、そういった部分から見直していく必要がありますし、実際にスタッフもそれを口にしていました。
理由は多々あると思います。しかし今は、完敗を喫したという現実を直視し、ネガティブなメンタリティを引きずらずに前向きに、修正すべき点を直して、次節横浜FCとの決戦に照準を絞ります。
サポーターの皆さん、こんな試合を見せてしまって本当に申し訳なく思います。高いお金を遣って山形まで来て、雨に打たれて声を枯らして…。どんなに感謝しても足りません。そして、それぞれの場所から勝利への念を送ってくださった皆さんも。ありがとうございます。そして、本当にすみません。毎度毎度のお願いで恐縮なのですが、ぜひ皆さんの声援で選手を奮い立たせてやってください。私の口から申し上げられるのはそれだけです。
スタジアムを出るチームバスの車内、沈痛な空気に満ちていました。声をあげて悔しがっている選手もいました。選手もつらい。私たちスタッフももちろんつらい。そしてサポーターの皆さんにも、非常につらい思いをさせてしまっているでしょう。家族だから、一心同体だからこそ、皆がつらい。だからこそ、今この試練の時を、私たち皆の力を合わせて乗り越えていきましょう。
明日は平塚でサテライトリーグ湘南戦が行われます。チーム(今日の出場メンバー以外)も私たちも、山形から直接平塚入りします。明日は平塚で、ご一緒に戦いましょう。よろしくお願い申し上げます。