2006年7月 7日

更新日:7/7 23:8

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

本日の担当:横井孝佳

誰が決めた日程なのやら、この長いJ2リーグの戦いの折り返し点で、まさか首位と2位のチームが対戦することになろうとは…。おまけに3位と4位の対戦もあるんですよね。神様のいたずらでしょうか。
というわけで、横浜FCとの対戦が明日に迫りました。山形に完敗し、私自身流れを変えたいと、床屋へ駆け込んで正真正銘の丸刈りに。気づかぬうちに悲壮感漂う表情になっていたようで、強化部を訪ねた折、竹本GMに「おまえね。」と諭されました。
「そんなんじゃ身体がもたないぞ。これからもっとしんどい戦いが続くんだから。流れのいいときもあれば悪いときもある。そこは割り切って、淡々と業務を遂行しなさい」と。
仰る通りなのです。私が一人鼻息を荒くしたところで、何が変わるわけでもない。
今日も、大切な一戦を前にしながらも、選手たちはリラックスしていました。四六時中戦闘モードでは、彼らこそ心身ともに疲弊しきってしまいます。スタジアムへ入る前はリラックスして、ロッカールームで徐々にコンセントレーションを高めていく、それが選手のパターンです。だから、フォトギャラをご覧いただくとおわかりのように、小林祐三選手もNo.1ダックを片手に無邪気に笑っているのですね。
その祐三選手、七夕デーの前日なのに、「まだ短冊に願い事を書いていない最後の4人」の一人でした。クラブハウスで彼を捕まえ、白紙の短冊を渡すと、「何書こうかな・・・」といつもの長考モードに。彼は年始めのイヤーブックのアンケートでも、広報を1時間待たせた前科を持っています。
「願い事がありすぎて一つに絞れない」
と唸る小林祐三。これは決して優柔不断なのではなく、いい加減なことは言えない、自分の言動や行動には常に責任がある、という彼のポリシーなのです。思わず、「適当って言葉覚えると、人生ラクになるよ」と声をかけたのですが(無論、冗談ですよ。「何事にも全力」が彼の美点です)。
今日も30分近く悩んで、やっと書いてくれました。何を書いてくれたかは、明日、スタジアムでご確認ください。
もう一人、短冊を書いていなかった平山選手。彼は「願い事がないんだよね」とうらやましいことを言う。結局そのまま、昼食に出て行ってしまいました。
すると午後、私が席を外している間に平山選手がひょっこりクラブ事務所に現われ、短冊を置いていったらしいのです。「(短冊に)書けたらロッカーに置いとくから取りに来て」とか言ってたくせに。何かにつけてクールに振舞うけど、根は温かい男なんですよね。短冊に書いてくれた願い事を見て、なぜかうれしくなりました。こちらも明日、柏の葉でご確認ください。