2006年8月25日

更新日:8/25 22:57

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本日の担当:種蔵里美

張り詰めた緊張感のなかで、練習から引き揚げてくる選手たち。明日の愛媛FC戦に向けて、チームは約1時間半、ゲーム形式などで最終調整を行いました。
原点に立ち返って。選手、スタッフ、そして私たちにとっての共通のキーワードです。
『原点』といえば。恒例のビデオミーティングの冒頭で、スカウティング担当の平川コーチは選手たちにこう語りかけました。
「キャンプのときの京都戦(このチーム初の練習試合でした)を見返してみました。驚いたのはまず前線からのプレッシャーの迫力。そして、非常に声が出ていたこと。京都の声が全く聞こえないくらい、必死さ、サッカーをやる楽しさが伝わってきました。這いつくばって泥を食ってでも負けずにいきましょう」
監督、選手、スタッフ、チームに関わるひとがそれぞれの立場で、チームに足りないことを取り戻そうとしています。
ミーティングのあとに行われた紅白戦。大きな声が響いていたこと、ボールに対して積極的に向かっていく姿勢が見られたのが印象的でした。
立ち返る原点、基本があるというのは幸せなことです。何度でも、そこに返ればみなぎる力が沸いてきて、進んでいる方向が間違っていないと確認できる、みんなで共有している原点です。

この数週間、クラブハウスでも元気のなかった岡山選手。心配していたのですが、今日、その明るさが戻ってきていました。
「ここ最近、オウンゴールもあって、落ち込んでいたんがあかんかったわ。やっぱり、元気よく明るくサッカーするのが持ち味!」その後のコメントはフォトギャラリーに載せたとおりです。
あの岡山節も久々に戻ってきて、ほかの選手たちと明日へのメンタル面での意気込みを語り合っていました。
明日のマッチデーの表紙は岡山選手。オカが元気じゃないと、やっぱり日立台は盛り上がりません。

明日対戦する愛媛は、J2のなかでも一番まとまっているチームと言われています。過去の2戦を見てもわかるとおり、全員が走って積極的にプレスをかけてくる非常にいいチームです。
いい試合になることは間違いありませんが、何よりもぜひ、選手たちの動きを、頑張りを、姿勢を、表情を、日立柏サッカー場で見届けていただきたいという思いでいっぱいです。

さあ、愛媛FC戦。
正々堂々と、恐れることなくいきましょう。