2005年9月14日

更新日:9/14 23:16

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本日の担当:横井孝佳

本日はファンサービスについての私見を述べさせていただきます。
昨日チームに合流したラモスコーチ。マスコミ各社に大きく取り上げられたこともあってか、今日は平日としては異例とも言えるほど多くの方々が練習見学にお見えになりました。練習終了後、ラモスコーチは最後までグラウンドに残り、選手とコミュニケーション。その時点で、あらかたの選手は既にクラブハウスへ引き上げていました。それでも例のプラ柵(一部で玉田フェンスとか呼ばれているアレ)には、推定100名を超えるファンの方々。ラモスコーチはやおらフェンスに近寄ると、サインや写真撮影を求める全ての方々に、過剰とも思えるほどのサービスぶりで、一人一人の要求に応えるのです。
「写真撮っていいですか」「モチロンですよ?」
「ウチの子抱っこしてください」「ハイハイ、いいですよ?」
時にはジョークを交え、一人一人丁寧に。わたくし時間を計っておりましたが、最後の一人にサインするまで、ゆうに30分以上かかっていました。
私はそこに真のプロフェッショナルを見ました。いえ、決してレイソルの選手たちがファンサービスをおろそかにしているとは思いません。彼らにとってコンディションを整えるのも仕事のうちですから、練習終了後はすぐ着替えて、治療を受けたり栄養補給するのも重要。出来る範囲でよくやってくれています。ただ、上には上がいるのだと感心したのです。
今日、ラモスコーチのファンサービスを受けた方は、ラモスさんの人柄に、またレイソルというクラブに、最大限の好印象を抱いたはずです。それがレイソルにとってどれだけのプラス材料になるか。どれだけ皆さんを喜ばせているか。わたくし、ロッカールームに入ったラモスコーチを追いかけ、最敬礼してしまいました。
「ファンサービスをするのは当たり前のこと。自分が子どもの頃、憧れの選手にサインをしてもらったときのうれしさを覚えているからね」というロナウジーニョの言葉を思い出したりして。うーん、それにしても頭が下がります。こういった点でも、選手に模範を示してくれそうですね。

話は変わりますが、今日の練習から、腿の痛みで別メニュー調整が続いていた小林祐三選手がチームに合流。痛みもなかったそうで、喜ばしい限りです。また、手術を受けた近藤選手も、明日からジョギングとボールを使ったトレーニングを再開します。こちらもうれしい限り。トレーニング中の選手たちを遠くから眺めていた近藤選手の横顔を思い浮かべるにつけ、胸が熱くなるほどうれしいのです。

さらに話は変わりますが、ガンバ戦で販売するマッチデープログラム『Vitoria』のサポーターズヴォイスを受け付けております。明日の正午がリミットです。ぜひ、熱いご声援をお送りください。