2012年3月20日

ACL上陸

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担当:大重正人

いよいよ、日立台はACLモードに変わりました。スタジアムの広告看板がすべて覆われ、会見場のバックボードもすべてACLスポンサーのものに。スタジアム内の案内表示もACLカラーのブルーを基調とした英字表示に。ちょっと違うスタジアムに来てしまったような錯覚に陥りそうですが、それでも明日は一杯のレイソルサポーターが、新柏熱地帯を開幕戦のように埋めつくし、1階2階が一体となった日立台らしい熱い応援で盛り上げてくれることと思います!

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14時半からは、レイソルの公式会見が行われ、ネルシーニョ監督と田中順也選手が出席しました。そして元レイソル広報でJFA広報の種蔵里美さんがローカルメディアオフィサーとして、会見司会や広報業務を担っていただいています。柏熱地帯のエンブレムを見上げながら「日立台、すっごくなりましたね?」とたいへん感嘆のご様子でした!

さあ会見ですが、初戦ブリーラム戦を落としただけに、2人ともこの試合に懸ける強い意気込みを感じさせます。その中で監督は「ACLは違う文化で育ってきた各国のフットボール同士が対戦するので、より注意が必要だ。タイでのFKからの1失点目は、我々が注意を欠いたが、主審のホイッスルが鳴る前でもあった。そうした面でも日本とは異なる特徴があるし、ピッチで予測しないことも起こる。何が起こっても注意して対応しないといけない」とACLで目の当たりにした経験を振り返りました。

田中選手は「ACLはとても刺激的で、自分の人生で体験したことのない貴重なものが得られた。2点のビハインドを追いつく精神力の強さも見せられた。あと5試合あることをポジティブにとらえて、この大会をもって楽しめるようにプレーしたい。より質の高いサッカーで、このACLを全力で戦いたい」と、こちらもただ目の前の勝利だけを見据えて揺らぐことはありません。

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対するは、韓国Kリーグ王者、全北現代モータースです。前節はホームで中国の広州恒大に1-5と敗れ、誰もが驚いたことでしょう。しかしネルシーニョ監督は「ACLに6回出場し、1回優勝した経験をもつチーム。この前は敗れたが、コンパクトなサッカーで攻守とも切り替えが早い。守備もハードでとても力のあるチーム」と警戒を強めます。

全北のイ・ヒョンシル監督は「お互いに初戦を落としているし、明日はとても難しい試合になるだろう。レアンドロ、ワグネルの2人はとても技術が優れる選手。我々は戦術で2人の個人技に対応したい」。またキム・サンシク選手は「負傷者がいて難しい状況だが、この窮地を乗り越えられればいい結果がついてくるはず。とにかく勝ちたい」と強い姿勢を崩しません。

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選手たちを少し見ましたが、とにかく大きい!3番DFのシム・ウヨン選手196cmを筆頭に、185cmを超えるフィールド選手が5人もいます。そこにエニーニョ、ルイスというブラジル人選手が絡み、パワフルかつテクニカルな攻撃サッカーを展開するでしょう。試合は始まってみないとわかりませんが、心身で圧力に屈せず、気持のこもったプレーが絶対に欠かせないでしょう。キックオフは19時、平日ナイトゲームではありますが、まだチケットも残っております。記念すべき日立台でのACL初ゲームを勝利で飾れるよう、多くのご来場をお待ちしています。

最後に。大谷秀和選手が、昨日入籍しました!練習前には種蔵さんとベンチで談笑し、いろいろ近況報告があったと思います。タニは、チームの浮き沈みや大きな怪我などいろんな出来事があったキャリアを振り返り「良いときも悪いときも変わらず支えてくれた女性とこのたび一緒になることを決めました。家族ができたことで、より自分に責任を持ち、その力でレイソルの勝利にも貢献できるよう頑張ります」とコメント。明日は奥様に捧げる勝利、そして茨田選手第1子誕生のお祝いもできるような試合を期待しています。おめでとう、タニ!!

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