Catch My Dream!
担当:桜林 舞
昨日の豪雨が嘘のようにおだやかな、練習試合日和でした。一転二転して行われた10時から練習試合は、グラウンドのコンディションの問題から日立柏サッカー場(スタジアム)で行われました。天気はよかったのですが、結果は2?3と2日連続で黒星となってしまいました。
昨日のFC東京戦に出場したメンバーはランニングなど、クールダウンを行ったあと、スタジアム脇でチームメイトの攻防を和やかに観戦。その中には、先日FC東京から新加入した栗澤僚一選手の姿もありました。
流通経済大学の後輩、阿部嵩選手とボランチを組み、ゴール前に攻め込み積極的にシュートを打っていました。昨日の試合をスタンドで観戦していた栗澤選手。チームに合流初日で練習試合に参加とあって、メディアはもちろんスタッフも興味深く見ていましたが、初めて組んだとは思えないほど自然なプレーを披露していました。
最終的には60分ほど出場した栗澤選手。「レイソルのサッカーは攻守の切り替えが早く、テンポが速かった。今日に関しては、ペナルティエリアの中で相手を崩すようなパスをもっと出したかった。自分のプレースタイルはボールを出して動いて受けて、というタイプだと思っています。レイソルはサイド攻撃が特徴だと思うので、中央から切り込んでサイドに出し、自分もゴール前に飛び込むイメージでプレーしたい。レイソルの早いサッカーの中で、自分が違うアクセントになれればいいと思っています」と冷静な分析。他チームにいた選手からみたレイソルの一面を語る姿が新鮮でした。
そして、澤昌克選手は本日レイソルで初めての90分フル出場。左サイドから丁寧なパスを出し続けましたが、「重力と戦っていました」という第一声で、顔を真っ赤に上気させてピッチからあがってきました。「(足首の負傷で)ずっと練習を控えめにしていたので、フィジカルコンディションがまだまだ。心拍数が上がった状態でボールを受けても、頭が働かず余裕をもったプレーができない。もう一度コンディションを整えていきたい」と控えめなコメントでした。
試合の模様はフォトギャラリーにもアップいたしますので、お楽しみいただければと思います。
トップチームが練習試合を行っている頃、柏レイソルU-18の練習も行われていました。明日は「Jユースカップ2008 第16回Jリーグユース選手権大会」のグループ予選vsアルビレックス新潟ユースが16:00から日立柏サッカー場で行われます。クラブユースがこの間まで行われていたと思ったら、もう次の大会です。
そのユースの練習グラウンドを覗いてびっくり。昨日の豪雨でめくれあがったり、撚れたり、流されたりで、人工芝のゴムチップやナイロン芝(?)が今までも痛んでいたのですが、さらに痛々しい状態になっていました。それでも、もくもくとボールをけり続けるユース選手です。
今日はそのユース選手たちを地元の方にもっと知ってもらおうという取材が行われました。全6選手に登場いただいて、J:COM東関東「Catch My Dream!」というCMの撮影です。このCMは、J:COM東関東「レイソルタイム」、J:COM東関東のCM内、および柏駅前のビッグカメラ前の大型ビジョンでも9月ぐらいから来年3月まで放映予定です。
【ご協力いただいた6選手】
(高校2年生)
GK 川浪 吾郎(かわなみ ごろう)選手・左上
MF 茨田 陽生(ばらた あきみ)選手 ・右上
DF 橋本 健太(はしもと けんた)選手 ・左中
MF 橋本 拓門(はしもと たくと)選手 ・右中
(高校1年生)
FW 峯 勇斗(みね はやと)選手・右上
MF 熊谷 達也(くまがい たつや)選手・右下
出来上がれば30秒ほどのCMなのですが、6人がそれぞれの表現で、言葉にしてくれた自分の将来の夢。胸の前でガッツポーズを作りながら、堂々と宣言してくれました。もちろん、夢はプロサッカー選手。
多くのサッカー少年が憧れるその夢を掴むのは、ほんの一握りの選ばれしものだけ。選ばれしものが結集するJの舞台は、決して楽なものではないけれども、「6戦白星なし」と紙面に書かれたからといって、その輝きを失うものではありません。この苦しさを乗り越えることもプロサッカー選手に課せられし使命。明日からチームは3日間のオフに入ります。休養をとって、英気を養ってキラキラと輝くピッチでの躍動を、2週間後には取り戻そう!
あなたの夢は、何ですか?
最後に、本日、李選手の負傷リリースを出させていただきました。この苦しい状況下に李選手が戦線を離れることは、チームにとっても大きな痛手ですが、プロサッカー選手としての輝きを持続するためには、焦らず、しっかりと直すことが必要です。じっくりと英気を養って、再び炎のようなプレーを見せてくれることを心待ちにしましょう。