横浜FC戦
担当:大重正人
先日のリーグ戦に続き、今日も及ばず、連敗のスタートとなってしまいました。もちろん勝利をめざして戦った上で、相手に届かなかったわけですから、大きな反省や課題、悔しさが残る、この2試合です。ただ、仮にここで我慢の糸が切れてしまうようなら、長いシーズンを戦い抜くことなどできません。今こそ忍耐も必要ですし、良かった点にも目を向けて、そこをさらに伸ばしていくということも大切だと思います。
ネルシーニョ監督も「確かに今日のように負けはしたがやるべきことをしっかりやった上での敗戦というのは今後につながっていく前向きなものだと捉えている。試合の内容を振り返った時に、再三チャンスを作りながら得点を決めきれなかった。前半も後半も技術的な部分・戦術的な部分含めて自分たちのテンポでゲームが進められていたと思う」と試合を振り返りました。
セレッソ戦を経ての、2試合目ということもあり、選手たちの動きも、チームとしての戦い方も、間違いなく良化したように映りました。試合後の会見、横浜FCの下平監督からは「思ったよりはボールを持てなかった」という話もありました。ビルドアップからボールを保持したい相手に対して、センターバックとボランチの4枚を自由にさせては苦しくなります。呉屋選手と、今日は中央に入った瀬川選手がその4枚をみながら、チーム全体として守備の意識高く試合に入りました。
レイソルはビルドアップから攻撃を仕掛けようという姿勢もありましたし、先の呉屋&瀬川コンビによる裏へのランニングに、タイミングよくロングボールを入れて攻撃の起点も作りました。立ち上がり早々の瀬川選手の思い切ったロングシュートにも、ゴールを狙うという積極的な意志が見てとれました。前半終了間際の決定的なチャンス、シュートまでの流れはすばらしかっただけに、本当に惜しいシュートでした。
新加入コンビも揃って日立台での初出場となりました。イッペイ選手は、昨秋の負傷からの4か月ぶりの実戦となりました。「久々の試合でボールロストしたことは反省していますが、ポジションがフォワードに移ってからは何度か良いプレーもあったので、そこはプラスの材料かなと思う。もっとクオリティを高めてチームを勝利に導けるように頑張りたい」。
また椎橋選手は2試合連続の先発出場。激しい守備でのボール奪取からそのままゴールへ迫り、両チーム最多タイの4本のシュート。今日もっともスタジアムのサポーターを沸かせてくれた一人でした。ただ「チームとしてシュートを打っていこうという共通意識でいたので、そこはすごく意識して試合に臨みました。試合の内容は悪くはなかったけれど、負けてしまったので意味がない。僕自身のゴール前でのクオリティをしっかり上げればチームを勝たせることができたので、反省して次に活かしたい」と試合を振り返りました。
勝利から遠ざかると、焦ったり、逆に慎重になりすぎたり、難しく考えてしまうこともあります。昨年もそうでしたが、ひとつの勝利でチームの歯車やギヤが一気に合うところを何度も見たことがあります。今は苦しい状況ですが、まだまだ試合はやってきます。土曜の湘南戦、続く水曜の名古屋戦と、下を向くことなく戦っていきます。
その3/10名古屋戦のチケット販売について、お知らせがあります。現在発令中の千葉県内への緊急事態宣言が延長された場合、キックオフ時刻が早まる場合もございますので、あらかじめご了承ください。またキックオフ時刻が変更になった場合にもチケットの払い戻しはいたしかねますので、ご了承の上、チケットをお買い求め下さいますようお願い申し上げます。あす3/4木曜の18時からアソシエイツ先行販売となりますので、ご留意いただければと思います。