J1ホーム通算150勝へ
担当:大重正人
レイソルがJリーグの一員となりリーグ戦を戦い始めたのが、1995年です。3月29日、1stステージ第4節、日立台での横浜フリューゲルス戦を2-1で勝利したのが初白星。以来、今年2016年をもって22年目となり、J2だった2006と2010シーズンを除いた、トップカテゴリーでの20シーズン目を迎えます。この節目のシーズン、ここまでJ1ホーム通算(※)149勝を挙げ、明日の仙台戦に勝てば、同150勝を達成します。
(※)1部時代のJリーグ戦と、それ以降のJ1リーグ戦の勝利数を合算したものです
少し振り返ってみましょう。10勝ごとの試合です。みなさんはどれだけ以前からレイソルを応援いただいてきたでしょうか?クリックすると大きな画像がひらきます。「□」は延長Vゴール勝利です。
下平監督のレイソルでのリーグ戦唯一のゴールは、1999年11月17日の福岡戦の87分。平山智規選手、洪明甫選手とのそろい踏みで3-0の快勝。これは通算45勝目です。(下平選手の写真は1999年の別の試合です)
ホーム通算100勝は、2008年7月17日。日立台での大宮戦でした。フランサ選手の左足から放たれたループシュート。独特のタイミングで、まるで魔法がかかったかのようなファインゴールでした。この1点を守りきっての1-0完封勝利でした。大谷選手が初めてキャプテンを務めたのもこの年でした。
以来、2度目のJ2降格の苦難を乗り越え、J2→J1の連続優勝、天皇杯制覇、ナビスコカップ制覇、3度のACL出場と、レイソルは一歩ずつ歩みを進めてきました。これらの成果は私たちにとって非常に喜ばしいことですが、これに満足せず、また新たな勝利や喜びを得て、さらに強いクラブになれるように。今年、下平監督のもと、ACL出場、ACL制覇という大きな目標に向かいながら、ひとつひとつの勝利を大事に重ねて次なる1勝、そして10勝、20勝、通算200勝へと進んでいかなければなりません。
明日は19時からベガルタ仙台戦です。先週のナビスコカップ、あと1点が届かず、グループリーグ敗退となってしまいました。「敗退の直後は、選手たちに喪失感があったかもしれないが、すぐに切り替わっている。自分たちの目標であるACL出場権獲得のため、リーグ戦と天皇杯に集中してやっていこうと話した」と下平監督。
3月のナビスコカップの対戦では、ここ日立台で0-1の惜敗。前半からチャンスを作りながらも、ベガルタ伝統の堅い守備を打ち破れないまま、後半にカウンターから失点。非常に悔しさが残る試合に終わりました。「仙台には、しっかり守備をして、良い守備からカウンターへというベースがある。3月の試合をビデオで見ましたが、チャンスや決定的な場面が何度もあったし、その崩しのところをより工夫して臨みたい。また相手のカウンターは前回対戦で教訓になっているので、十分ケアをしていきたい」と準備を重ねてきました。
ここ数年、常に僅少差のハードな戦いが繰り返される対戦です。6月に入り気温も高くなり、両チームにとってまたタフなコンディションとなります。ここ5試合で1勝2分2敗のレイソル。この状況を乗り越えるべく、攻守共にハードに90分戦い続け、しっかりと勝ちきる強さを、明日のチームに期待したいと思います。