ブレずに(追加)
担当:大重正人
後半戦が困難な戦いになることは、選手たちも我々スタッフも十分自覚している。ただ我々がこれまで築いてきたクオリティと選手たちの自信があればクリアできると信じている。無敗記録を注目されているが、我々の最大の目標はあくまでJ1昇格。それだけのために、日々トレーニングから懸命にやっている。サポーターの方はこの結果を心配しているかもしれませんが、我々はその目標に向かってブレてはいません。
3試合連続引き分けに終わった徳島戦を終えて、ネルシーニョ監督は会見でこう話しました。前半戦の戦いと比べれば、勝ち切れない、先制しながら追いつかれるという試合を繰り返している今、不安や心配を抱く方もいるかもしれません。でも今は、必要以上にネガティブになることはないと思うのです。
苦しい試合の中、少ないセットプレーのチャンスを生かし先制。逆にセットプレーでの失点、これは選手たちも改善の必要性をいち早く話していました。同点に追いつかれてから、「やられた!」と思ったヴォルティスの左クロスからのシュートを止めた桐畑選手。勝ち点1を持って帰れたのは、彼のビッグセーブのおかげでもあります。「いつも通りやれば大丈夫。」試合前日、自信を持って臨んだ通りのナイスプレーでした。さっそくモバイルのブログにいまの率直な感想をつづってくれましたので、そちらも一読ください!
所変わって、三ツ沢でのクラブユース選手権決勝。初タイトルをかけて挑んだU-18チームですが、先制しながらも追いつかれ、2試合連続延長の死闘も、勝利の女神はあと少しの所で微笑んでくれませんでした。でもユースチームもトップチームも、勝てなかった試合、敗れた試合からこそ、得るものは余計にたくさんあるのではないでしょうか。
J1昇格に向けて。ただ、それだけのために。
一喜一憂せず、ブレずにシーズン最後まで戦い抜くこと。
残りは17試合です。まだ17試合あります。まだまだです。
最後に、、、
復帰戦で数少ないチャンスをものにして、ヘディングゴールを決めたパク選手。ネットを揺らした瞬間、ベンチへ一目散に駆け寄ってきたのには訳がありました。8月2日は公私をともにしているチェ・ファン通訳の誕生日。ファン通訳は「ドンヒョクが『ファンのためにゴール決める』って言ってたんですよ。実際にゴールを決めて『ファン!ファン!!』って飛び込んでくれて。苦しい試合の中でもそれを自分の誕生日を覚えてくれていたことが嬉しかったですよ」
苦しい試合が続いていますが、選手もスタッフの信頼感やつながりはこれまでとなんら変わっていません。勝利のために、ひとつになって戦える集団です。
そして、ファンさん、ハッピーバースデー、おめでとう!!!
※9月11日富山戦以降のキックオフ時刻発表が8月3日午後の予定となっております。発表され次第すみやかにお知らせいたします。