2010年11月14日

頂に向けて

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担当:河原 正明

まずは今日、日立柏サッカー場で行われましたJユースカップ 対ヴァンフォーレ甲府U‐18戦から。
 「前回アウェイでの対戦ではしっかりとブロックを作る守りを崩せなかった。その反省もあり、今日は自分たちで動いて、仕掛けて攻略して崩そうと話していた(下平監督)」。その狙い通りに前半立ち上がりから相手にペースを握らせずにゲームをコントロールしていきます。前半に先制することができたこともあり、後半は相手も前がかりに来た裏のスペースを突いてカウンターが何本も出されます。後半だけでもカウンターで3得点、セットプレーで1得点と足の止まった相手を圧倒しました。試合終了直前にはゴールラインを割ったように見えた惜しいシュートもありましたが、結果は5?1と予想外に大差がつきました。
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 これで決勝トーナメント進出が決まりました。下平監督もまずはホッとした表情を浮かべていましたが、「決勝トーナメントの相手はBグループのどこになるかはわからない。でも今日以上に相手も強く、これまでのようにはうまくいかない。もっとフィニッシュの部分や、試合の入り方や終わらせ方など、課題をクリアしていかないといけない。今日も余計な失点があった。ゼロ点に抑えないといけない展開だった」と課題を口にします。
 それでも今のチーム状態には相当の手応えを感じているようです。「夏以降にかなり選手層が厚くなった。今は誰が試合に出ても遜色ない。下からの突き上げがあるからこそ、レギュラー陣はポジションを奪われないようにがんばるし、いい関係で切磋琢磨できている。」
 今夏の全日本クラブユース選手権ではトーナメントを勝ち上がり、決勝まで進みました。今回は再びタイトルに手が届くところまで進めるのでしょうか?下平監督は「あの時は『層の暑さ』よりも結束力で勝ちあがった。今回は結束が高いだけでなく、底上げができている」と自信の程をうかがわせます。次節はまたホーム・日立台で戦えます。21日(日)にベガルタ仙台を迎えての一戦になりますので、応援よろしくお願いいたします。

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 トップチームでは栗澤選手と小林選手がBSジャパンのサッカー番組「サッカーTVプレミアム」に出演。10月より始まった同番組には、両選手がレイソルで初の出演となります。
まずは、今季を振り返る話からスタートを。「責任のあるシーズン、ここまでは苦しかった」まじめに振り返る栗澤選手。一方の小林選手にはある目的が。「俺は今日、本当のクリさんの姿を世間の人に知ってもらいたいんです!」。
 最初はイスに深く腰掛けて、じっくり応対していた栗澤選手ですが、ある質問を機に一気になにかが弾けたのか、取材する人に禁断の質問返しを連発。「だって俺、それがわかんないだもん」。それ以降はクリの独壇場。そしてクリが何か話すたびに笑いをこらえるパンゾー。いつのまにかイスから身を乗り出してノリノリのクリは、スタッフに向かって「もう終わりでいいの?」。

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 今季残り試合の戦い方から来季のJ1復帰に向けて、そしてさらにはチームメイトの裏話まで話が多岐にわたりすぎました。果たして編集でどこまで使われるのかが心配です。でも、おかげで番組の準レギュラー枠がもらえるかもしれません?
それでも最後は「ここまで来たら絶対にJ2優勝!(栗澤選手)」「いい形で終わることが、来季に良いスタートにつながります(小林選手)」と締めてくれました。番組は18日木曜日夜10時からオンエアです!

 さて、先ほどヴァンフォーレ甲府が栃木SCに勝利し、今季のJ2リーグ3位以内が決定しました。甲府のみなさん、おめでとうございます。トップチームは今年2戦2引き分けでしたので、来年J1で勝負をつけましょう!
 レイソルのJ2優勝には、残り4試合で勝ち点を6以上取る必要があります。もちろん譲れませんが、まずは天皇杯・G大阪戦に集中していきます。二つの頂まで、あとそれぞれ4試合。トップだけでなくユースも目指すはJユースのタイトルです。サポーターの皆さんも応援よろしくお願いいたします。