やって出来ないことは何一つない
担当:河原 正明
2009年1月1日、タイトルまであと一歩まで迫った。しかし、所定の90分を過ぎてから、相手はしたたかにゴールを奪って行きました。あれから約2年、明日は天皇杯4回戦 ガンバ大阪戦と再戦です。メディアの注目は「一年間待ちに待った試合」と古巣対決となるパク選手。「勝ちたい気持ちは強いが、それが強いといいプレーができない。イ・グノ選手とは何度も対戦している。他の選手より警戒しないといけないが、彼だけではなくチーム全体のレベルが高い。いつも通りで臨むと、精神的に強くないと負かせない相手」と荒ぶる気持ちを抑えて話していました。
ネルシーニョ監督も警戒をしながらも「ガンバ大阪は、選手個人の技術も高く経験値も高いチーム。中盤から前線にかけての動きの質や決定力が高く十分注意しないといけない。相手も攻めてくるので、我々もしっかりと守備をしなくてはいけない。それでも必ずチャンスは来る。うちの選手たちには、自分たちの力を見せる良い機会。(ケガ人などで)今いる選手たちで、助け合ってやらなければいけないことが出来ているので心配していない。やることは変わらない。それでも私は目標を達成できると思うし、選手たちを信頼している。」とあくまでも自分たちのサッカーで闘うというコメントを残してくれました。
北嶋選手も「天皇杯だからといって気負い過ぎず、リーグ戦の流れの中で普段通りに闘うだけ」と平常心を強調しています。キタジに延長もあるかも?と水を向けると「120分もありだね。こっちは体力的には自信あるから!」と言うように、神戸戦同様チーム全員で勝利をつかみにいきます。
ガンバとは今春のグアムキャンプで2試合練習ゲームを行いました。1試合目は1?2で敗戦。2回目の対戦では前半に0?3とされてしまう苦しい展開でした。しかし、その試合で印象的なのは小林選手が発した「この流れを持ち込むな!」という強い言葉。「4点取って勝つ」交代出場した選手は全員が本当に試合に、ゴールに飢えてギラギラしていました。そしてもう一つは、後半アディショナルタイムに林選手が30m近い距離のフリーキックを左足一閃でズドン!と決めたこと。有限実行で後半に4点を奪い逆転勝ちしたのです。そう、やって出来ないことは何一つないのです。
明日も「間違いなく今季一番強い相手(大谷選手)」に苦しい試合になることとなるでしょう。しかし、我々も勝機は見出せるはず。ただ今のレイソルは「全員が自信もっているから、簡単に負けないよ(パク選手)」。絶対に勝ち上がる、この思いが強い方が勝ち名乗りを上げます。根拠はないですが、大丈夫です。選手たちを、指揮官の采配を信じていきましょう。
明日はTV中継はありませんが、モバイルレイソルの速報で朗報をお待ちください。では大阪に行ってきます!