2010年11月30日

感謝

Check

このエントリーをはてなブックマークに追加

担当:大重正人

今日で11月も最終日。J1昇格が決まり、J2優勝も成し遂げて、ホーム最終戦。3試合のホームゲームすべてでセレモニーを行えることなんて、そうそう体験できるものではありませんよね。3位以内が確定したFC岐阜戦で、初めて試合後のピッチに入りました。これまでは試合後30分ほどたって、ミックスゾーンで喜びが少し落ち着いた選手しか知りませんでした。でもあの日は、大きな目標を達成したこともあり、子どものようにはしゃぎ回る選手、そしてネルシーニョ監督やスタッフ、そしてサポーター皆さんの喜びに満ちた笑顔は一生忘れられない宝物です。

そして、ピッチから見るスタンド。選手たちは、これほどまでに身体をゆさぶる歌声と声援を受けてプレーしているのかと。感動や興奮や、身体のなかから何かが湧き立つような、とにかく驚きでした。レッツゴーカシワを歌うサポーターの皆さんと選手たちが築き上げてきた一体感、ほかのどのチームにも胸を張って一番だと言えるところです。今季は残り1試合、アウェイでのザスパ草津戦です。ただいま4連勝中、J2で一番の好調チームです。5月のホームゲームではレイくんの誕生日をお祝いいただいて、もちろん勝利は譲れませんが、試合後にスタンドから拍手が起こるような最終戦にしたいですね!

今日も職業体験の小学生が日立台にお越しくださいました。柏市立旭小学校の男子3人組です。ピッチのメンテナンスなどお手伝いいただいて、施設や練習の見学へ。そこへ桐畑選手が通りかかります。「パスがうまくなる方法? むちゃくちゃ難しいよ。オレ、キーパーだからなぁ。。。でもどんな練習でも一生懸命やることが一番です!」とお兄さんの模範的回答。澤選手も顔を出してくれて、短い時間でしたが交流できました。

101130_gakko.jpg

実は、その旭小学校に、明日「レイソルしま専科」で訪問します。村上選手とリンタロウ選手です。日本語が完璧ではないリンタロウですが、「最初と最後。途中もできるだけ日本語で話せるように頑張ろう!」とトレーナーの片上さんや木村通訳、宮本マネと一緒にスピーチの特訓です。今日来てくれた3人を始め、女の子たちはレイソルのホームページで2人を見て「カッコイイ?」と待ちわびているそうです(笑)。明日お会いできるのを楽しみにしています!

101130_rin.jpg

子供たちとの交流の後日、色紙やお手紙など、ありがたい応援や感謝のメッセージをたくさんいただきます。先日のお手紙には、「体験で学んだのは『何事にも一生懸命にやり、一つ一つをキチンとこなす』です。洗たく物一つもキチンとたためば選手も喜ぶし、普段何気なく使っているものも、深く考えてみれば誰かが一生懸命やってくれているんだなと思いました。自分はこの1日だけですごく変わったと思います」。

クラブハウスでは祐三選手といろいろ話しあって、元気に楽しくお仕事していたんだと思っていましたが、実はこうやっていろいろ感じ取ってもらえたことは、クラブとしてすごく嬉しいこと。そして、日々の小さな感謝を忘れてはいけない、と逆に教えられました。当り前にある日常は、実は当り前じゃなくて、誰かの支えがあって成り立っている。祐三選手も「パンぞうさんへ」と書かれた一文を見て、いろんな力をもらったと思います。

101130_panzo.jpg

それにしても「パンぞうさんへ」ってかわいすぎです(笑)。心のこもったお手紙、本当にありがとうございました。これからもレイソルへの応援をどうぞよろしくお願いいたします!