2011年4月 7日

鹿児島・指宿キャンプ4日目

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担当:河原 正明

 今日は今キャンプ初の練習試合・対福岡大学戦が行われました。福岡大学は近年多くのJリーガーを輩出し、2009年の総理大臣杯では優勝した実力校です。45分+30分×2本の変則マッチとなりました。
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 1本目はほぼ清水戦と同じメンバーで臨んだレイソル、立ち上がり2分に大津選手の突破を相手DFがペナルティエリアすぐ手前で倒しFKを得ます。ボールを持つのはワグネル選手、左側にはレアンドロ選手も立ち構えます。

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 レイソルサポーターなら誰でも思い出す「あの」開幕戦のゴールシーン。短い助走でワグネル選手が蹴ったボールの行方は...きれいな軌道を描きゴールへ吸い込まれました!あの時と同じく、相手GKは一歩も動けませんでした。すぐそばで一緒に見ていた木村エキップも「あっさり入ったな?。ま、入ると思ったけど(笑)」。その正確さには脱帽です。試合後に「すごいゴールだったね!」と話すと「ありがとう。相手GKの位置を見てね、狙った通りだよ」とうれしそうに話してくれました。
 
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 その後もレイソルペースで試合が続きます。13分には菅野選手から左サイドのワグネル選手、そしてそこから一気に相手DFラインの裏に飛び出した田中選手へ一本のパスが通り、これを落ち着いて決めて2点目。さらに、直後には茨田選手がカットした球をつないで、最後は再び茨田選手が左から飛び出してきた大谷選手に丁寧なパスが通ると、これを確実に沈めます。

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 相手の疲れも見えてきた41分には大津選手が、相手DFのミスを突いてダメ押しの4点目を。それでも「最後は攻め疲れしたかもしれない。あと3点は取れた...レアンドロからのパスで2点取れた」とは田中選手。1本目は4?0と貫録を見せつけました。

 2本目はGK菅野選手とDF近藤選手が続けて出場、それ以外は入れ替えとなりました。注目したのはFW陣。北嶋・林組、3本目にはホジェル・工藤組。1本目の両FWが結果を残しただけに「俺も決めてやる」という気持ちがどの選手も強かったことでしょう。

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 試合が動いたのは16分、左サイド橋本選手からのパスを受けた北嶋選手が相手GKの右を撃ち抜いてまずは1点。22分には安英学選手もCKのコボレをしっかりといただき2点目。そのヨンハから一本の長いパスを林選手が落ち着いて決めて3点目でした。

 一方、守備陣も攻守にわたって活躍しました。GK陣はセットプレーのピンチを確実にセーブし、CB、SBともに相手FWに決定的な仕事をさせません。CBは攻撃の起点となり、SBは激しい攻め上がりでチャンスを作る。ボランチもリンクマンとして守備に攻撃に多彩なサッカーを披露、大谷、安と2得点を挙げました。

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 3本目には試合を待ちきれなかった選手たちが登場。しつような前線でのチェイシングから中盤まで動き続けた工藤選手は11分に待望の得点を。また、林選手は自らが得たPKをきっちりと決めて今日2得点目、最後は山崎選手が締めくくりの1発で、合計10得点の試合を締めました。

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 さて、FW陣の結果は...日本人選手は全員得点を挙げました。6人のFW起用の選手が、ほぼ揃って結果を出したこと。残り9日のキャンプでだれが生き残るのか、サバイバル競争はますます激しくなります。

 明日は午前練習がなくなり、15時からのトレーニング1本のみとなりました。ではまた!