メキシコで再戦
担当:大重正人
今日も梅雨の合間の猛暑が続きます。4時からの練習スタートでも肌がじりじりと焼けていくようで、美白の近藤選手や増嶋選手もおそらく肌を焦がしたことでしょう。8対8のゲームトレーニングから、シュートやヘディングなどの攻守別練習へ。日がほとんど暮れかけた6時頃まで、濃密なトレーニングが行われました。
しかし練習が終わったグラウンド。選手から疲れを忘れたような歓声があがります。何かと思えば...「ニアピン勝負」に興じている選手でした。キタジ、ユウキ、サカイ、バラでした!まずはユウキから
だれが芝の刈り目のラインにボールを近づけられるか!!
そしてサカイ、バラ。2人で相談しながらキックしますが...
優勝は御大キタジ!!さすが長年の経験をいかした勝負強さでみごと優勝でした
それをネルシーニョ監督らスタッフも、ゲームが終わるまで笑顔で見守っていました。トレーニングでも、こうした遊びに興じるときでも、選手たちは一生懸命だし、スタッフも共に同じ時間を共有しています。ご見学いただいたサポーターの方にもチームのムードの良さを感じていただけたと思います。
トレーニングを見ていた吉田達磨強化部長に呼ばれ、すごく興味深い話を聞くことができました。日本時間で明日の朝、8時から行われるU-17メキシコワールドカップのラウンド16、日本vsニュージーランド戦。既報のとおり、レイソルからMF秋野選手とGK中村選手が主力選手として活躍し、フランス、アルゼンチンと強豪揃った予選リーグを1位通過。いよいよ決勝トーナメント初戦を迎えます。
その相手、ニュージーランド代表には、この日立台でプレーした選手が、実は7人もいるんです!毎年1月に恒例となっているサッカー&ホームステイの国際交流で「ウィナーズ」のメンバーとして5年前に来日していたメンバーなのです。
【2】Harshae RANIGA、【3】Stephen CARMICHAEL、【4】Reece LAMBERT、【7】Kip COLVEY、【8】Rhys JORDAN、【17】Harley TAHAU、【18】Calvin OPPERMAN の7選手。
さらにオーストラリア代表の【8】Mitch COOPER選手も同じウィナーズのメンバーだったそうです。そごうカップで対戦したレイソルとウィナーズ。いきなりCOOPER選手が先制点を決めて大きく沸いたそうですが、「そのあとレイソルが7点ぐらい取っちゃったんだよね」と吉田強化部長が思い出話を教えてくれました。
これがその時の写真です。奥で一歩前に出ているのが、当時キャプテンだった秋野選手。一番手前の白いユニフォームがGK中村選手です。ちなみに一番奥のレフェリーが酒井直樹コーチです。この日立台で戦った9人の選手が、遠くメキシコの地で世界最高峰の戦いで再戦できるなんて、まさに「DREAM」。夢あふれる話ではありませんか。
U-22日本代表の酒井選手に続いて、今度はU-17日本代表の2人を大いに応援して下さい!CSフジテレビで生放送もされますので、どうぞお楽しみに!