2011年6月28日

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担当:河原 正明

 ピッチ上で練習する全てのカテゴリーの選手・コーチングスタッフ、そして我々たち広報やメディア関係の方、そして毎日のように日立台に訪れるサポーターの皆さんにとっても、今年はこんなに早く暑さとの戦いがやってくるとは思いませんでした。
昨日から酷暑を避けるためにトップチームの練習は午後4時開始になりました。それでも肌を突き刺す熱線を避けないととても見学には耐えられないとばかりに、サポーターの方もみな木陰に避難していました。

 そんな中、久々に中1週間空く今週は、数少ない機会とばかりにハードトレーニングが続きます。取材に訪れたフジテレビの青嶋アナウンサーも「こんなに夏場にハードな練習をするチームは見たこと無いですよ」と感嘆していましたが、昨日軽めだった甲府戦スタメン組は、ピメンテウフィジコの指導下で、過酷なフィジカルトレーニングのメニューをこなしていました。
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 一方、残りのメンバーは4vs4vs4の「キリカエトレーニング」を行いました。こちらも見ているだけで汗が出そうな暑さの中、ひと時も休まずにひたすらボールを追いかけます。昨日の広報日記のタイトル通り「追い込み」続けます。
7月の7試合は、本来ならばすでに終わっている試合がほとんど。それゆえに、チームでの暑さ対策が大きく今後を左右します。昨年も中断期に韓国合宿でもう一度カラダをいじめて、追い込んだことで試合終盤でも走り負けない体力を備え、リーグ戦の夏終盤から秋へのラストスパートにつながりました。全てはシーズン最後に笑っているために。ここからがチームもクラブも真の力が試されます。
 
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 クラブが継続して行っている社会貢献活動のひとつ「レイソルしま専科」。今年も多くのお申し込みをいただき、今日、今年第一回目の活動を柏市立大津ヶ丘第一小学校で行い、澤選手と茨田選手が登場しました。今回は小学6年生76名に体験談を披露しました。

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 澤選手は自身の南米アルゼンチン、ペルー時代の経験を伝えました。毎回原稿無しで挑む澤選手、その整理された話の内容と子どもたちに問いかけるような話術に、サッカー以外も才能の持ち主であると、改めて感心させられますね。
また、昨シーズンはルーキーながら試合出場が多く、昨年11月以来の登場となったのは茨田選手。久々の登場に付き添いのスタッフが「緊張しすぎ」と心配になるほど。それでもマイクをもつと「僕は男4人兄弟の末っ子で、中村俊輔選手(横浜F・M)や遠藤保仁選手(G大阪)と同じ(4人・3人兄弟の)末っ子なんですよ」と日本代表選手の名を挙げ、「末っ子はおおらかだけど、才能があると思う」という持論を展開します。
 「今年の目標はまずは試合に出続けること。そして、2014年ブラジルワールドカップに出場することが目標です。」昨年のワールドカップに強い感銘を受けたバラ、きっと目標が自分の周りまで来ていることを感じているのでしょう。児童たちも3年後には中3、夜更かしもできる年齢?になっていることでしょう。「あの時話した選手だ」と言ってもらえるようにも、バラも頑張らないといけないですね。

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