再び仙台へ
担当:河原 正明
山形での3日間のトレーニングを終え、チームは午後に仙台入りしました。雨交じりの仙台は、思った以上に寒く、長袖でもよいかも?という天候です。
チームは仙台戦前日とあって、いつも日立台でも行っているメニュー、ウォーミングアップのボール回しのあと、ツータッチでのミニゲームを行いました。
ツータッチゲームでは赤組が先制、さらにクリのミドルやクラのゴール前での技ありシュートで点差を広げますが、黄組もレアンドロのゴールなどで追い上げ同点に持ち込みます。
後半に先に流れを掴んだのは黄組、しかしワタルらが2度の好機を逃すと、次第に流れは赤組にという一進一体の攻防に。予定時間も過ぎ、いよいよVゴールを決めれば勝ちとなりましたが、最後は赤組のドゥがゴール前で布部コーチからのグイッと曲げた「バナナパス」をキッチリと決めて勝利を収めました。アシストの布部コーチ、「さすが40年ものの熟したバナナは違うよね!」と冷やかされていましたが、キックが曲がって落ちる角度が素晴らしく、現役の酒井選手以上の切れ味はお見事でした!
明日は今季4度目の仙台との対戦になります。過去にはジェフ千葉と2・3月にかけて3度対戦したことがありますが、PSM(ちばぎんカップ)も含めてのこと。リーグ戦、カップ戦で50日間で同じ相手と4度も対戦するというのはクラブ史上でも初です。しかも、3戦ともアディショナルタイムで決着が着くという劇的な試合です。水曜日のユアスタは、最後まであきらめない仙台攻撃陣の気迫が勝利をもたらしたように思います。
ダービーとは違いますが、なにやら因縁めいてきたこの対戦、「これだけ短期間に何度も戦うと、お互いにライバル意識も芽生えてくることは確か。選手もそう感じているだろうし、(ライバルとして)戦う意識もある」。「これだけ同じ相手と試合をすれば、お互いに手の内を知り尽くしている。前回と同じ内容ではダメだろう。我々も選手1人ひとりが、もう少し力を出さないと難しい試合になるだろう。」とネルシーニョ監督も引き締めます。
「リーグの後半戦、上位をキープするにはここから勝ち点を積み上げていく(ネルシーニョ監督)」ためにも、もう負けられない一戦にチームも気運が高まってきました。
今日は早くも山形経由で仙台入りされてサポーターの方もいらっしゃいました。明日19時にユアテックスタジアムで、そしてTVの前で応援よろしくお願いします!