2011年10月 8日

初戦突破!

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担当:河原 正明

 「誰も休ませないし、ベストメンバーで臨む」。昨日、指揮官が名言した通りのメンバーでした。第91回天皇杯 全日本サッカー選手権大会。2回戦から登場したレイソルは、初戦で弟分であるレイソルU18を破った栃木ウーヴァFCと対戦しました。
 秋晴れの今日、朝から気持ち良い陽射しが会場の柏の葉公園総合競技場を包んでいました。なぜか柏の葉での試合は「風が強い」とか「寒い」といった印象があるのですが、午後1時に試合は暖かくて穏やかな空気の中でキックオフしました。
 そんなともすればぬるい空気を断ち切るように、開始早々にゴールが生まれます。前半4分、最初のコーナーキック、ファーサイドまで流れてきたボールを増嶋竜也選手が右足でキッチリと蹴りこみます。待望のレイソル移籍後初ゴールです!相手のまずはしっかりと守って攻撃と言うプランを無に帰す一撃でした。
 もっとも本人は「(初ゴールを決める)場所を間違えたー(笑)!」と苦笑い。「まさかの柏の葉でした。次は日立台で決めます!」。試合後もスタンドからの増嶋コールに応えていたマス、今季リーグ戦残り3試合の日立台で決めましょう!
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 試合はその後もレイソルがペースを握り、相手ゴールエリアまで攻め込むもののなかなか追加点を奪えません。「天皇杯初戦は難しいゲーム。相手も全力でぶつかってくる」とネルシーニョ監督が話していたように膠着した状態が続きます。
 そして迎えた後半14分、サポーターもチームも欲しかった追加点はやはりこの人の足から生まれました。レアンドロ選手がペナルティエリア付近でパスを受けるとそのままドリブルで1人かわすと、相手GKが間合いを取れない絶妙なタイミングで左足シュート!「いいタイミング!」ベンチ横でアップ中の水野選手がシュートシーンをマネながら唸ります。
 これで2点差としたレイソルですが、次々と攻撃陣、特にFWの選手たちが前半と同じくゴールを狙い続けます。しかし、ほんのわずかのところで決まらず。試合はそのままタイムアップ。守っても守備陣が相手シュートをわずか5本に抑えての完封勝利。「今日は勝つことが一番大事だった」とは栗澤選手。この結果を前向きに捉えてリーグ戦・山形戦に向かいます。
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 今日の試合で目立っていたのはこの選手ではないでしょうか?橋本選手。特に何度も得意のドリブルで攻め上がっては相手DFを突破するシーンが印象深かった試合となりました。指揮官もハーフタイムに「ワタルのところをもっと使おう!もっと仕掛けよう!もったいないぞ!」とチャンスメイクを託しました。しかしそれ以上に何度かあったゴールチャンス!本人も「今日こそ決めたかった!」と悔しがっていましたが、ここ数試合で独特のタイミングの突破に磨きがかかっています。「レイソルは右(酒井)だけじゃないですよ!」チームの攻守に支える両翼に注目です。

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 さて、最後にお知らせです。その橋本選手がファンクラブ会報誌「日立台通信」誌上で皆さんの悩みに答える「ワタル先生」のコーナーへの質問を受け付けています。ノリノリのワタル先生ですから今日の試合で見せたようなスパッと切れ味鋭い回答が帰ってくることでしょう!メールでkoho@reysol.co.jp まで件名を「ワタル先生」として、どしどし送ってください。ペンネームもお忘れなく。では明日の練習試合も応援よろしくお願いいたします!!