兄弟対決
担当:大重正人
今日は、午後からトップチームとU-18チームによるトレーニングマッチが組まれました。以前から対戦を熱望していた下平U-18監督。試合のたびに雨が降ることが多く、試合が流れることが多かったのですが、トップチームは公式戦以外の試合機会が少なかったこともあってか、ちょうどスケジュールが合った今日月曜日に30分ハーフで行われました。
下平監督の熱意が選手たちも十分に伝わっていたのでしょう。「自分の力とチームの力をアピールしたい」と非常に高いモチベーションで挑んだU-18チームが、序盤から快進撃。伊藤選手、川島選手、中川選手と3連続ゴールで、前半を3-0で折り返します。守ってはGK中村航輔選手の堂々としたセービングがすばらしかった。上のカテゴリーでも十分やれるのではと思えるほどの落ち着き、時には顔面でシュートブロックするなど勇気あふれるプレーも光りました。
そして4-1-4-1システムのアンカーボランチでプレーした秋野央樹選手、後方から常に攻撃と起点となり、左右に散らしながら縦にくさびを入れて攻撃へのスイッチング。また守備に回ってもピッチの中央で常に気を配り、まさに司令塔という言葉がふさわしいプレーぶりでした。この2選手は、今日発表されたU-19日本代表にも続けて選出され、AFC U-22選手権予選にも出場します。レイソル、そして日本サッカー界からも期待を集める彗星です!
対するトップチーム。同じくU-19代表に選ばれた山中選手がハーフウェイあたりからドリブルで次々と守備陣をかわして決めたゴール、終了間際にクロスを押し込んだ林選手のゴールがありましたが、結果は2-3。試合後の選手たちは一様に険しく、ふがいない試合をしてしまったという思いがにじみ出ていました。ただ、ここで何かを言う必要もないと思います。その原因は選手自身が重々わかっているだろうし、現場の中でしっかり解決されるはずです。
明後日水曜日は、もうFC東京戦です。未消化だった試合を勝つか負けるかでは、順位に大きく響きます。監督は常に首位に近い上位グループで戦うことを目標にしていただけに、大きな意味を持つ強敵との試合です。いま一度気を引き締めて、まずは明日という日を無駄にしないようにしなければいけません。酒井選手にとっては、日立台最後のトレーニングになります。最後のふれあいを心待ちにされている方もたくさんいらっしゃると思いますが、試合前日でもありますし、状況によっては内容変更や時間短縮をお願いすることもあるかもしれません。なにとぞご理解くださいますようお願い申し上げます。