2012年6月28日

結束

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担当:大重正人

鹿島戦と同じような、90分間を通してアグレッシブで息の抜けない試合でした。シュート数はF東が8本、レイソルが7本、とにかく中盤の奪い合い、攻守の切り替えの早さ、そして鋭いカウンター。非常にスピーディーでスキの少ない激戦。そんななか、1-0というギリギリの状況で「よくみんなで耐えられた。これで鹿島戦の引き分けがいきてくる」と大谷選手も評する、大きな勝利をつかみとりました。

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今日のヒーローは、もちろん増嶋選手です。セットプレー、近藤選手のシュートのこぼれを、ゴール上に力強く蹴りこみました!「古巣のFC東京との対戦は毎回特別な思いがあります。何度も対戦してきたけど初めてのゴールで、しかも国立で決められて、感慨深いものがあります。また去年と同じような感覚で試合ができるようになった。上位を狙える位置だし、一戦一戦大事に戦っていきたいです」。ゴールはもちろんですが、本職の守備でもFC東京の猛攻に対して身体を張り続け、最後まで集中を切らさず、大きな1点を守り抜きました。

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そしてネルシーニョ監督も、大きな記録を達成しました。J1通算100勝のメモリアルとなりました。そして外国人監督として、オフト監督と並ぶ最多勝タイとなりました。試合前日の囲みで記録リーチを聞かされて初耳だったようで「試合に向けて、もう一つモチベーションができたね」と報道陣を和ませましたが「それよりも、この試合は上位との差を詰められる、とても大きな意味を持つ試合だ」と険しい表情に戻りました。パーフェクトな試合ではなかったかもしれませんが、チーム全体で勝つというミッションを達成した記念の試合となりました。

これで順位は7位にあがりました。「でも、まだやっとスタートラインに立てた感じですね」という近藤選手の言葉どおり。首位仙台までは勝ち点7差、そして同じ勝ち点24でチームが並び、まさに大混戦です。ここからもう一つ上のグループ、常に首位の背中を見ながら戦うところまでは、もうワンステップアップが必要です。夏場を制するものがシーズンを制す。暑い暑い日本の夏、戦いの正念場へ立ち向かっていきます。明日から一足早く、関西に入り、強敵ガンバ戦へ向けてまたリスタートです。

今日は平日の夜、そして都内国立でのゲームにもかかわらず、心強い応援をいただいてありがとうございました。これからも選手たちへのサポートをどうぞよろしくお願いいたします。

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