2012年8月21日

強敵相手に

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担当:大重正人

強烈な日中の暑さは変わりませんが、夕方の陽の沈む時間が少しずつ早くなっています。16時30分スタートのトレーニングが終わる18時頃からどんどん影に覆われて、今日は最後までランニングを続けていた菅野選手が19時前に戻ってくると、もう真っ暗でした。一日一日と秋が近付いているようです。

今日は6対6のゲーム形式のトレーニング。ピッチが狭いですから、すぐに攻守が入れ替わって、集中力と体力がなければ、いいプレーは続けられません。「キリカエ」こそ、レイソルサッカーの生命線です。澤選手がすばらしい切り返しでシュート体勢に。しかし守備に回った安選手と菅野選手の表情を見てください。最後まで諦めず、なんとかボールに食い下がろうという姿勢。一球一球への集中力は、チームみんなが見習わなければいけない、すばらしいものでした。

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ここまで3試合連続の引き分け。悪くはないけど、勝ちきれない。もうシーズンは残り11試合。11試合しかないと言った方が良いでしょう。1試合1試合が本当に落とせないゲームばかりになってきます。ここでホームに迎えるのが、ジュビロ磐田です。そのマッチデープログラムのインタビューに、ネットバイアーノ選手に登場してもらいました。09年から10年にジェフに在籍したとき、「Jリーグで印象に残っているチームは?」という質問で、「レッズ。オリヴェイラ監督のアントラーズ。そしてマエダのいるジュビロ」と、今週末の対戦チーム、そのエースの名前がすっと出てきました。さらに「マエダがゴールを多く決められるチームの構成力がすばらしい」と加えました。

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当時とはメンバー構成が少し入れ替わっています。その点は那須選手が「仁志さん(森下監督)に代わって、みんながハードワークを怠らず、強い信念があって、若手とベテランが融合したすばらしいチームになっています。そして個の力もある。特にあの2人、コマ(駒野選手)がリョウイチ(前田選手)を生かし、逆にリョウイチがコマを生かしている」と元チームメイトだからこそわかる、相手の強みや長所が言葉に表れます。それでも「もう残り11試合しかありません。優勝するためにも、ひとつひとつ勝っていくしかない」と決意を口にします。今週は月曜始動で、明日はまだ水曜日。あと3日間、まだまだみっちりと準備を整えていく時間があります。

最後に、練習終りのピッチ。その時を待っていたかのように、ジョルジとレアンドロの愛息3人がボールを持って駆け出しました。その相手を務めていたのが、菅野選手。シュートモーションに入ったレアンドリーニョに、容赦ないスライディングタックル!でも笑顔がこぼれて本当に楽しそうな2人。ちなみにレアンドリーニョが着ている青のシャツは、菅野選手が先日の誕生日でプレゼントした日本代表のジャージです。とても微笑ましい風景になごませてもらいました?

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