2012年9月 9日

次の一歩

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担当:大重正人

夢の日立台ダービーから一夜。各紙新聞をあけると、特に一般紙の千葉県版で、昨日の兄弟対決の模様がたいへん大きく取り扱われていました。あらためて、このホームタウンやサッカー界での注目の高さ、歴史的な一戦だったことを思い返します。札幌を破るジャイアントキリングを果たした、パルセイロ薩川監督のコメントも載っていましたね!

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しかし、そんな「フェスタ」は一日限り。今日から新しい戦いに向けて、双方早くもスタートしています。トップチームは、7月28日のセレッソ戦以来、公式戦6試合ぶりの勝利。「どんな相手でも、今のチームにとっては勝つことが重要」(工藤選手)、「これから勝ち癖をつけ、もう一度ここからという気持ちで公式戦残りの試合を全部勝ちに行きたい」(栗澤選手)。勝利から遠ざかっていたチームにとっては、何よりの良薬となるはずです。

昨日、ネット選手からバトンを受けた田中選手も久々のゴールならず。試合途中、ゴール前でシュートコースが空いたとき、スタンドから「打て!!!」というサポーターの思いが声となって聞こえてきました。それもひとりではなく、みんなの声援となって。態勢が少し崩れながらも、思い切り振り抜いた左足のシュート。「これが見たかったんだ!」というサポーターの期待を彼自身も身にしみて感じたことでしょう。去年ほどの活躍を見せられていない中ではありますが、この壁をぶち破ってくれる日を待ちたいと思います。

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そしてU-18イレブンは、天皇杯と同じぐらい重要な公式戦を、連日戦っています。プリンスリーグの川崎フロンターレ戦が日立台で行われました。昨日の天皇杯でも大きな存在感を見せたMF中川選手は「土日の連戦は大変ですが、でも慣れてきました。昨日の夜は興奮が収まらずになかなか寝られませんでした。フロンターレは順位は下だけど、レイソル戦はすごく強いんです。先週はFC東京に負けてしまい、2位に落ちてしまいました。プレミアリーグに上がるには関東で1位にならないといけないので、もう負けられません」とに、試合前の意気込みを聞くことができました。

そして試合は、右サイドから木村選手の先制ゴール。
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秋野選手CKからの中谷選手ヘッドで、前半10分までに2点を先制。
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昨日の激戦もあってか、後半途中から投入された中川選手と小林選手がチームの攻撃のギアを上げると、U-18らしい連動したパスワークで右サイドを完全に崩して宮澤選手が3点目。そして最後は小林選手のすばらしいパスを受けた中川選手が右足で強烈なシュートを決めて4点目。守備陣もGK伊藤選手が好セーブを見せるなど無失点で抑え切り、4-0の快勝でした。首位桐光学園との勝ち点差は変わらず「1」のまま、2位をキープ。9月22日、アウェイでの天王山も迫っています。

下平監督が掲げた4つの目標のうち、「クラブユース優勝」と「天皇杯トップチームに挑戦」は達成しました。あとは「プリンスリーグのプレミア昇格」と「Jユースカップ制覇!」まだまだ彼らの挑戦と夢は続いていきます。若きレイソル戦士たちにも引き続き御声援ください!

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