2007年4月 4日

受け継ぐもの

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担当:大重正人

さきほど、最後まで残っていたチケット担当のじゃんぼさん。明日のナビスコカップ大宮戦のイベント、「同僚誘って観戦しナイト」用のチケット価格表(ハーフタイム以降の入場ならチケットがほぼ半額!!)を作り上げ、そして私に残していってくれたカップうどん。エネルギー補給してから、今日一日を振り返るところです。

今日は4月1日より着任された河西晋二郎新社長が、4月始業日である今日初出社されました。スタッフと選手を前にあいさつ。「明るく、厳しく、オープンに」。いまJ1に旋風を起こしている柏レイソルをそのまま表しているような言葉でした。大変厳しい練習のなかでも、明るく笑顔を忘れず、ファンに開かれたグラウンド。2、3年後には優勝争いに加われるようなチームを目指し、新社長のもと、新たに気持ちをひとつにした朝でした。

私のデスクの前にはポッカリとスペースが。横井広報のいない初めての朝です。「横井さん!」「横井ちゃん!」「横井氏!」「オニギリ!」。いろんなスタッフからいろんな呼ばれ方をされて、そしていろんな仕事をこなしていた横井さんはもういません。しっかりと一人立ちして、そして桜林広報と力を合わせて、広報というチームの窓口を全うしなければなりません。

その横井さんから受け継いだモノが二つ。ひとつは、スーツの襟につける社章です。レイソルロゴの「R」マークの色は少々うすくなっていますが、それが歴史を物語っている気がします。そしてもうひとつは、グラウンドコート。これまでは自分のコートを着て練習場に行っていましたが、レイソルのエンブレムが入った紺色のコートが、今日の激しい雨から身体を守ってくれました。

しかし横井さんから一番引き継がなければならないのは、気持ちです。レイソルを愛する心です。その思いがあったからこそ、身を粉にして働き、選手の話に耳をかたむけ、サポーターの方のためにすべてを捧げることができた。胸につけたエンブレムには横井さんの魂が宿っています。大切にしなければならないものが、またひとつひとつ増えました。

あすのナビスコカップは、どんなメンバーが出場するでしょうか。スタジアムで販売されるマッチデープログラムの予想スタメンはほとんど当たっていると思いますが(!?)、ひとり、累積警告で出場停止だったあの選手を誤ってスタメンにいれてしまいました。この場を借りてお詫び申し上げます。レギュラー奪還をかける選手、新しいポジションに挑戦する選手、復活をかける選手……それぞれの思いがあるでしょうが、誰が出ても同じ石崎サッカーを実践できるのが、レイソルの強み。前回、駒場で今季初黒星を喫したアルディージャに逆襲です!