寒さに負けず
担当:河原 正明
今季リーグ戦初の完封勝利、そして初のアウェイでの鳥栖戦勝利と昨日の勝利は初が重なりました。おかげで季節外れの寒さも、いやなジンクスも吹き飛びスッキリとしたところで、すぐに明後日はACL貴州戦です。
チームは昨晩柏に帰ってきましたが、相手の貴州人和も昨晩に来日。今日は夕方から柏市内の"あけぼの山農業公園"の練習場でトレーニングを行いました。ACLに併せて国内リーグ(中国スーパーリーグ)の日程が変更され、19日(金)にアウェイで北京国安と戦った貴州。結果は先制するも追いつかれてのドロー。今季ここまで国内では2勝2分1敗で順位も8位と、レイソルと似たような成績です。今回は1日早く、予選突破に向けて満を持しての来日、といっても良いでしょう。特に攻撃陣は外国籍選手が多くの得点を挙げているだけに注意も必要です。明日の公式会見、そして練習でどのような姿が見られるのか注視しておきたいと思います。
さて、トップチームは鳥栖戦出場選手はリカバリートレーニングを、それ以外の選手たちは通常の練習を行いました。昨日が20歳の誕生日だった山中選手。残念ながら鳥栖戦はメンバー外になり、自らバースデーを出場で祝うことはできませんでした。今季ここまで公式戦5試合に出場していただけに「正直悔しい気持ちもあります。それでも改めてより一層プロ選手としての自覚を持って1日1日を過ごしたい」と気持ちも新たに20歳最初の全体練習で気迫のプレーを見せていました。まずは次の出場機会を目指し、鍛錬の日々ですね。
その練習場の向こうで時折大きな歓声が沸きます。今日は人工芝グラウンドでU-15、U-18の公式戦が行われていました。なかでもU-18は大事なプリンスリーグ関東1部の対前橋育英戦。春休みから海外遠征で長期不在だったために今日が初戦となりました。
前橋育英、柏レイソルともに各年代の代表候補選手が多くいることもあり、多くの代表関係者や取材陣も訪れていました。そして練習を終えたアカデミー出身、秋野 央樹選手の姿も。後輩の戦いぶりをじっと見つめていました。
試合は取材対応もあり後半から見られたのですが、1-0でリードした後半残り4分でPAエリアでハンドの判定。痛恨のPK献上で同点に追いつかれてしまいます。勢いづく相手にこのままドローか?と頭によぎるも、アディショナルタイムに攻め込んだレイソル、シュートがクロスバーを叩くも、そこに詰めていた宮澤選手(10番)が跳ね返りを頭で叩き込み劇的な勝ち越しゴール!逃げ切ったレイソルが勝利をもぎ取りました。「今年もプリンスプレミアリーグ昇格が目標」(下平U-18監督)に向けて激戦区のプリンス関東で幸先の良いスタートを切ることができました。
ダラスカップでもゴールゲッターとして「大会ベストゴール」にもノミネートされ注目選手だった宮澤選手。帰国しても好調のようですね!
先月の県ユース決勝以来久々にU-18の試合を見ることが出来ましたが、ぜひ多くの方にもご覧いただきたいと思います。詳しい日程は公式サイトなどでご確認ください。
さて、明日はACL前日の公式行事が行われます。なお、一般の方は練習見学は出来ませんのでご了承願います。火曜日、勝って予選突破を。そのためにもぜひ多くの皆様のご来場の上ご声援いただければと思います!