2013年4月24日

神様からのごほうび

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担当:河原 正明

 「1試合を残しての予選を首位で突破!」甘い響きの言葉です。今日のACLグループマッチ第5戦 貴州人和戦は1-1のドローでしたが、勝ち点を11に伸ばしました。この結果裏のカードでセントラルコーストが勝利しましたが、結果に影響なく1位が確定、2年連続での決勝トーナメント進出です!!

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 今日は、まずキックオフ前に先の四川大地震の被災者に向けての黙祷が行われました。昨日の公式会見でも四川地震に関するコメントが多かったのですが、今日は試合中こそ喪章はつけませんでしたが、被災者を思い哀悼の気持ちはプレーする選手にもありました。特に相手は前日の練習前後に円陣を組み、悲しみを力に変えようという意気込みを強く感じました。
 試合の方も、互いに出方を伺う中、だんだんとホームチームがうまくボールを支配する展開になり始めます。「相手の裏のスペースが大きく、頭を使ってうまく利用とした(クレオ選手)」。しかし、何度も訪れたチャンスを決める事ができません。一方、守備陣は今日もスタメンでコンビを組んだ近藤選手、渡部選手のコンビが中心になって相手攻撃陣を封じ、自由にプレーさせません。
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 スコアレスで迎えたハーフタイム「バタバタしすぎ。もっと落ち着いてプレーしよう」と監督の指示とワグネル選手の投入を受けると、後半立ち上がりから再び流れを引き戻します。攻め込むレイソルに対して相手はたまらずファールをする場面が増えてきました。そして迎えた51分、PA近くでのFKのチャンス。ワグネル選手の蹴ったボールは弓なりの弧を描いてゴールに向かうも、相手DFがクリア、とそれが増嶋選手の目の前に。無心で振りぬいたボールがズバッと突き刺さり待望の先制点となりました。昨日が誕生日だった増嶋選手、先日の鳥栖戦に続く公式戦2試合連続ゴール、そして28歳初の試合で自ら祝砲を打ち上げました!

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 さあ、ここから!と追加点に期待するスタジアムも「ヤマトコール」で選手たちを盛り立てます。しかし、今日は追加点が遠かった日でした。相手も次々と本来DFの長身選手を前線に送り込んで、パワープレーで挑んできます。受けるレイソル、そして跳ね返してからのカウンター攻撃で攻めるも「スペースが多く、何度も往復しすぎて走る距離もいつもより多くて疲れてしまった(クレオ選手)」と守備と攻撃に全力を尽くした前線の選手にも疲労があったようです。そして85分、最後は4枚のFWを並べてひたすら蹴り込んでくる中、ふとしたスキに上がってきた相手が抜け出し、GK菅野選手と1vs1に。ゴールを決められてしまいました。
それでも、その後は最後まで守備に集中してさらなる失点を防ぎ、ドローで試合終了となりました。

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 試合後「内容と結果については、もちろん十分ではないがが、予選突破というご褒美を神様がくださったと思っています」と会見でネルシーニョ監督はコメントしましたが、記者の方には「神様でなく、柏の力で掴み取ったと思います」とお褒めいただきました。その通りに選手たちが自らの力で勝ち取ったベスト16です。しかし、インタビューを受けた増嶋選手もミックスゾーンでの選手のコメントには浮ついた言葉は一切ありません。「終盤での失点、同じミスを繰り返さない」それはすぐにリーグ戦・大宮戦が控えていることもあるからでしょう。まずはしっかりとカラダと心を休めて、決戦の金曜日に向かいます。
 ちなみに実は今日23日は公文通訳の誕生日。勝利でお祝いにはなりませんでしたが、試合後にささやかなお祝いをしたのでした?。

 今日も貴州のスタッフが「レイソルの応援は迫力がスゴイね!」と感心していましたが、平日にも関わらず、素晴らしいご声援をありがとうございました。すぐにホーム連戦です。平日の試合続きですが、ぜひリーグ戦も今日以上のご声援をよろしくお願い申し上げます!

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