2013年7月 3日

リーグ再開へ

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担当:大重正人

「この4連戦、4連勝したいですね!最初の試合、大事ですね」。どんな時も明るく前向きな澤昌克選手、トレーニング上がりにそう笑顔で答えてくれました。ここまでリーグ戦とACLが入り混ざった複雑な前半戦を送ってきましたが、ここからはリーグ戦に集中できます。7月6日新潟戦から8月17日仙台戦までの8試合、すべてJ1での戦い。どのチームも同じ大会、同じ条件。言い訳は一切できません。

まずは7月下旬の約2週間の中断までの4試合。近藤選手や工藤選手など、最近の取材で口々にこんな言葉を言っています。「来年もACLに出るためには、リーグ戦で巻き返さないといけない」。リーグはまだ残り21試合を残しており、挽回のチャンスはまだまだありますから。そのために、次の新潟戦で好スタートを切り、捲土重来のきっかけにしなければいけません。今日の実戦練習ではメンバーが細かく入れ替わり、誰にでも出場のチャンスがあることを選手たちも感じたことでしょう。レギュラーを脅かす競争なくして、事態好転はないでしょう。監督の目に飛び込むプレーを新しく見せた先週はいたでしょうか。ビッグスワンのピッチでその答えは明らかになります。

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練習前には取材が2本。日本テレビ「サッカーアース」の取材を工藤選手と田中選手が受けました。MCの手越さんに日立台までお越しいただいてのインタビュー。ACLのこれまでとこれからの戦いについてです。レアンドロ選手の不在が多い中、この日本人ストライカー両輪のACLでの活躍が目立っています。少し先になりますが、7月8月の同番組、またCSなどでACL特番も予定されているそうですので、そちらの放送をどうぞお楽しみに。

そして「ジャイアントキリングエクストラ」の取材。取材依頼のお電話で「未来を担うJの注目選手たち。クラブを背負って立つ、自覚と覚悟」というテーマを聞いたとき、2人の若手選手が思い浮かびました。ひとりは工藤選手です。この内容に彼以上の適任はいないとも思いました。でも彼は、いま改めてご紹介する選手ではないように思うほどの活躍で、ご存じのとおりレイソルを背負う存在になりつつあります。ならばと、この選手に取材をお願いしました。

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工藤選手に続いて、若手の中からチームの中心に育っていってほしい選手。才能の片鱗は高校生でトップチームに加わった当時から見せていましたが、4年目のプロ生活で後輩たちもたくさん増え、ピッチ上では周りを動かすようなリーダーシップや言動が見られるようになりました。自覚と覚悟。まさにその言葉通りの気概を感じます。ただ、これまでの3シーズンに比べると、久しぶりのベンチ外を味わうなど、もっとも順調ではないシーズンかもしれません。そんな中でもがきながら、新しい殻を破るような1年にしてほしい。今回の重責あるテーマで話すことで、何かのきっかけになってほしい。そんな気持ちを込めて、バラに取材を受けてもらいました。彼の巻き返しと成長、レイソルの浮上に大きく懸かっています。その声は、写真含め6ページもの構成で、7月23日に発売予定です。