2013年9月 1日

完敗

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担当:大重正人

後半立ち上がり、大谷選手や鈴木選手の、球際で相手を吹き飛ばすような守備がありました。「この状況を変える」という気迫を感じました。前半途中に3バックに変えて、相手の勢いをなんとか五分にまで抑え、そして後半開始からはレイソルが相手を押し込みました。「逆境を絶対にはね返す」というエースの矜持。またしても工藤選手から爆発的な力がほとばしる。名古屋戦のように、ドリブル開始から、相手DFに果敢に仕掛けて、そしてミドルシュートを突き刺しました。

そこからの数分間、レイソルのサポーターが選手たちを強力に後押しするなか、追いつけそうな雰囲気が間違いなくありました。そこで鹿島のセレーゾ監督がボランチを投入し、レイソルの1トップ2シャドーを封じにかかる。前半20分を待たずに3バックに変えたネルシーニョ監督、それを打開しようとしたセレーゾ監督。そこにも戦いがありました。

ただ2点を追いつこうとするために選手たちが使ったエネルギーは、あまりに大量でした。その数分で追いつければ、また違ったエネルギーが出たかもしれませんが、ジュニーニョ選手の2回目の決定的な仕事で、勝負は決まってしまいました。先制点が与える余裕と、先制点を与えた焦り。アントラーズとレイソルの間に、勝負を分けた大きな違いがありました。そして今季のリーグを占う、まさに天王山。勝ちとることができませんでした。

試合後、ネルシーニョ監督が会見のなかで、進退に関する言及がありました。サポーターやスポンサー皆様など、支えていただいている多くの方々も今後を心配されていると思います。次の試合は4日水曜日にすぐ迫っており、すみやかに話しあいをもって、皆様にご報告しなければならないと思っております。明日は予定どおり、10時からトレーニングをおこないますが、動きがありましたら、なんらかの形でお知らせいたします。ご心配をおかけしまして申し訳ございませんが、どうぞよろしくお願いいたします。