2013年10月 6日

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担当:大重正人

今季、敗れたゲームの繰り返しを見るようでした。広州戦で圧倒的な個人の力を食い止めきれなかったように、今日はレナト選手のスピードと決定力が、フロンターレのゴールすべてに絡みました。そして、0-2から1点を返してからの展開。さあここで!と畳みかけるところで決めきれず、そして追加点を許してしまう。今季3度目です。アントラーズ戦、ジュビロ戦に比べれば最後の最後までよく踏ん張り凌いでいたのは間違いありませんが、ゴールへ迫るパワーと、相手の攻撃に立ち向かうパワーは、残っていなかったかもしれません。

「今は失点しても、早い時間に取り返せるという空気が出せていない」
「今の状況では、来年のACLのことなんて口にできる状況じゃない」
悔しさをかみ殺して多くの報道陣に囲まれながら発した工藤選手のコメントです。今の自分たちの状況では、タイトルもACLも狙えない。やはり休息が必要です。「この1週間でなんとかして立て直したい」。身体もメンタルも休みをとって、そして1週間フィジカルも戦術もしっかりトレーニングを重ねるというサイクルに戻れます。もう一度、強いレイソルに戻らないといけません。

ただ、チームは、2ヶ月間、来る試合来る試合を一心不乱に戦って、もう1シーズン分以上の試合を戦いぬいてきたのですから、彼らが責められる所以などないはずです。だからでしょう。1-3の敗戦にもかかわらず、試合後のゴール裏からは、何度も何度も柏レイソル!のコールが繰り返されました。残り2カ月、いや3カ月。元日までシーズンが続くことを信じてやまないサポーターからの、懸命の励ましと後押しです。こんなにも心強い応援のありがたみを感じなかった選手はいないでしょう。

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プロである以上、結果を残さなければいけません。1週後、ナビスコファイナルを懸けたマリノス戦へ、選手たちを見守りたいと思います。

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