2013年12月 6日

大団円へ

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担当:河原 正明

 2014年のJ1リーグは泣いても笑ってもあと1試合になりました。明日の17時30分には全ての結果が確定します。レイソルは勝ち点を積み上げてひとつでも順位を上げたいところです。敵地・日本平で迎え撃つホームチームも似たような状況です。互いに監督も続投が決まり、選手たちのモチベーションはホーム最終戦では負けられない。そう、先週の我々と同じです。

 今季最終戦を勝利で飾り、来季へ。ネルシーニョ監督は「チームの成長を止めない」という表現をしました。「今週も良いトレーニングができた。選手たちの意識も高く、前向きに最後まで戦う姿勢は変わらない」。
 向かう相手は、今季後半戦に戦力の入れ替えがありました。中でも前線にラドンチッチ(水原・韓国)、大前(デュッセルドルフ・ドイツ)と日本でのプレー経験をもつ実力者が加わりました。ネルシーニョ監督も「質の高い攻撃には気をつけないと」と話すように守備での綻びを見せることはできません。
 レイソルは守備の要、近藤選手が累積警告で出場停止。代わってDFリーダーとなる増嶋竜也選手は「組織で守ることが大事」と諭します。ラドンチッチ選手とは今季ACLでも対戦しましたが、チョンテセ選手やステボ選手(現・湘南)とともに前線のポストプレーで苦しめられ、アウェイでの一戦では何度もPKを取られてしまいました。
 「甲府時代に同じチームでプレーしたので特長はわかっている。左足は強烈だし、カラダも強い。一発があるので注意しないと」。ACLの二の舞とならないつもりです。

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 一方、地元に里帰りとなるのは狩野健太選手。エスパルスの広報担当者からもこの試合の告知用に「狩野選手の写真を」とのリクエストがあり、出来上がったチラシにはしっかりと「静岡学園出身」と書かれていました(笑)。「家族も見に来ますし、出たら一発ガツンとやりたいですね」。ここ数試合左MFで出色の活躍をし続けているだけに「正直、ここでシーズンが終わるのは・・・もう少しやりたかった」と消化不良気味ですが、それだけに明日の試合は「最後に点を取りたいです!」。退団が決まった選手たちの、そして自らの今季を〆る戦いをすることを誓ってくれました。

 練習は試合前日に恒例のミニゲーム。今日はチームメイト全員が「最後にジョルジに得点を!」とまさにワグネル選手のためのゲームに。最後、ゴールデンゴール形式になって緑チームが得点をしたかに見えましたがノーゴールの判定。赤チームはもうワグネル選手にばかりラストパスを送ります。そしてすぐ後に巡ってきたチャンス、つま先で蹴りこんだボールはしっかりとネットに!喜びの輪が広がり、まさに大団円となりました。

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 でも、本当の大団円は明日の試合後に勝利してこそです。奇しくもJリーグのデビュー戦も、最後も清水エスパルスが相手です。最後にギラリと抜きさす左足からのフリーキックを見せて欲しい。多くのサポーターも「明日はゴールを決めてね!」とお願いをしていました。そして柏に残るチームメイトも、固い握手で見送りをしてしっかりと思いを託します。
 「ジョルジやクレオたちのためにも」。2014年の総決算となる一戦。ぜひ応援願います!

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