2014年4月 6日

桜前線をストップ

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担当:河原 正明

 ようやく日立台で今季リーグ戦初勝利!セレッソ大阪を迎えてのホームゲームは、2-1で勝利しました。満員御礼、札止めの試合。メインスタンド上段からスタンドを眺めると大部分は黄色に染まり、アウェイゴール裏側からその先の桜並木にかけて一面のピンク色ときれいなコントラストが出来ていました。また、先週発表となった日本代表合宿に両チーム併せて5人の選手が選ばれたとあってメディアの注目度も高く、いつも以上の取材陣が訪れていました。

 水曜日にACLアウェイでのブリーラム戦を終えてタイから帰国したセレッソイレブンはやはり疲労があったのか、立ち上がりにレイソルが攻撃を仕掛けるとわずか6分で先制点を奪いました。5ヶ月ぶりの復帰戦となったキムチャンス選手が右サイドからクロスを上げると、高山選手が折り返し、それを「苦し紛れに右足で合わせて」(本人談)田中選手がボレーシュートを放つとこれが決まります。

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 しかし、その後はひたすら前線でゴールを狙う相手FWに何度も決定機を作られてしまします。そこに立ちはだかったのはGK菅野選手。お立ち台こそ田中選手に譲りましたが、今日ヒーローは菅野選手で間違いないでしょう。前半だけでも3度の1vs1の大ピンチをことごとくストップ。後半もフォルラン選手のタイミングを外して変化させたシュートを、体を目いっぱい伸ばしてパンチングでクリア!最後にやや不運な失点を喫しましたが、本当に守護神たる活躍でした。

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 レアンドロ選手もうれしい日立台初ゴール!決勝点となった2点目、レイソルサポーターが待ち構えるゴール裏に頭で叩き込みました!直後に大きな叫び声で喜び、走り、チームメイトに祝福されて本当にうれしそうな姿が印象的でした。これからも「得意な」日立台でゴールを量産してもらいましょう。

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 輪湖選手も日立台に帰還。徳島時代の盟友・柿谷選手と相対する場面もありました。「日立台で試合に出られたことは良かった。出番が増えてきたけど、競争も激しくなる。もっとできるし、やらないといけない」と引き締まった表情で"日立台再デビュー"を振り返っていました。

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 そして忘れていけないのはキムチャンス選手。大ケガを克服して、5ヶ月ぶりにピッチに帰ってきました!しかもいきなり90分フル出場。先制点は駆け上がったチャンスの右足クロスをカオルが折り返して産まれたもの。「チームが勝てたことが嬉しい」と試合後は笑顔でしたが、さすがにお疲れだった様子。グギョンとともにコリアンコンビで暴れる日も近いでしょう!また楽しみが増えましたね

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 キックオフ前。グルッと見回すと満員で総立ちで選手を迎えるスタンド。「さあいよいよ始まるぞ!」という心地良い緊張感とともに、両チームサポーターの大きな声援が響くことでなんともいえない高揚感であふれていました。一瞬、昨シーズンのACL アルシャバブ戦を思い出させましたが、今日は満席。なおさら日立台特有のグルーヴというか、相手にとっては威圧感というべき空気の濃さが直接伝わる応援スタイルは相当イヤだったと思います。

 このあと4月はマリノス、レッズ、そして5月はアントラーズとアルビレックスと手ごわい相手サポーターをホームに迎えます。今日のような雰囲気で選手を迎えてもらえるのは間違いなく勇気を与えてくれると思います。アソシエイツ会員先行でチケットも発売中です。また次のホームゲームも熱い応援をよろしくお願いします!

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