2014年4月 7日

底上げ

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担当:大重正人

90分に1点を返され、ここ2試合の展開がよぎりはしましたが、「今日は絶対にこれ以上はやらせない」という選手たちの気迫がありました。そしてそんな雰囲気にさせなかったのは、スタンドのサポーターみなさんの声援によるところが非常に大きかったと思います。コーナーフラッグ付近で、ジュンヤ、クドー、チャンスが粘り込むところ、ものすごい後押しの声援に、彼らの最後の力が高まりました。

そこを突破されて、ニコルス選手の独走からラストパスが右サイドに通らなかったのも、スタジアムから発せられる「勝ちたい」思いがそうさせたような気もします。最後に太陽が日立台を強く照らして、ついに勝ったことを実感しました。最後まで執念を見せてくれた選手たちと応援いただいたサポーター皆さん、すばらしい勝利をありがとうございました。

http://www.jsgoal.jp/news/jsgoal/00170644.html
昨日のJ'sGOALのセレッソ戦レビュー。鈴木潤さんも冒頭に書かれていましたが、先制点は、バラ→チャンス→カオル→ジュンヤ。それまで務めていた選手と入れ替わって出場した選手たちによるパスワークから生まれました。「代わって出場した選手が活躍した」。リーグ制覇した2011年によく聞かれた言葉通り。チーム力が高まっているのは間違いないですし、満足することなくこれを続けなければいけません。

GKトレーニングには、久々に4人がそろいました。昨年末にヒザを負傷した中村航輔選手が戻り、今日はフィジカルメニューを交えての追い込みでした。ここまでの試合、どなたが見ても菅野選手がレイソル選手のなかでベストの働きをしていることに異論はないでしょうし、桐畑選手と稲田選手によるベンチ入りをかけた競争も激しい。そこに日本同年代屈指の評価と期待を集める中村選手が加わり、さらにトレーニングの質も高まることでしょう。

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ほかにも多少戦列を離れている選手が増えてはいますが、浮上の兆しを見たセレッソ戦。次も強敵フロンターレ戦。去年は敵地でやられたレナト選手と大久保選手を止めることができれば、さらなる自信を得られることでしょう。今週の非公開練習はありませんが、いつもと変わらぬ準備をして、中4日と短い期間で等々力へ乗り込みます。

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