2014年5月 7日

世界を広げる

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担当:大重正人

昨日のサガン戦を終え、空路柏に戻ってきたのは深夜遅く。暑さと連戦と激闘で疲労も色濃くなってきてはいますが、試合は待ってくれません。相手も同じ条件です。この5連戦のラストは、またしても勝ち点1差で追う相手、アルビレックス新潟戦です。

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リカバーを終えた選手たち、メディア皆さん多くから囲まれたのは、鈴木大輔選手でした。古巣との試合は、昨季に続いて2試合目。そして名前が挙がるのは、やはり川又堅碁選手についてでした。同い年で、高校からプロ入りした同期の桜。メンバー入りできない苦しい日々を2人で耐え抜き、いまや日本代表候補として大きく注目を集める存在となりました。

「去年は、日立台でやられましたから、今年こそはやられないようにしないと」と闘志を燃やします。彼の特徴を聞かれると、そばで常に一緒だった分、滑らかに出てきます。「あらゆる能力が高いけど、でもやっぱり得点の嗅覚ですね。この前の神戸戦、空振りしながら体で入れたゴールも、あそこでニアでなく、ファーで待てていたところがケンゴの良さだと思う」。

昨日の試合後は「自分の責任です」と敗戦を一番重く受け止めていたダイスケ。ただ、何とか挽回して取り返してやろうという気迫は、終始本当にすごかった。CKのチャンスのヘッドが枠を取らえられず悔しがったシーン、またタイムアップのあとピッチに突っ伏している姿は目に焼き付いて離れません。昨日の試合でこそ挽回ならなかったものの、あの闘志とメンタルの強さで、必ずや昨日のプレーを糧にして、さらなる成長をつかみ取るはずです。最高の友とライバルを相手にして、ワールドカップ選出前のラストマッチは激闘必至!浦和戦、鹿島戦に比べると、ややチケットが残っている状態です。土曜唯一のナイトゲーム、次回の日立台リーグ戦は7月19日までありませんから、この機会にもう1試合、選手たちを後押しする雰囲気をどうぞよろしくお願いします。

話は変わって、今日は大谷選手が取材を受けました。SAMURAI SOCCER KINGのコーナー「人生を変えた一冊」。第1回の長谷川アーリアジャスール選手は、カーネギーの「道は拓ける」。2回目の北野貴之選手は「覚悟の磨き方 超訳 吉田松陰」。ちょっと簡単には手が出そうにないラインアップに、さすがのタニも「それは無理だよ?」と苦笑していましたが、「僕は小説よりも、リアリティのある現実的なものが好きですね」と愛読書を紹介してくれました。「サッカーというよりはプライベートの世界を広げたかった。視野や世界が広がりました。なんでこんな小さなことを気にしていたんだろうとかね。仕事で忙しく大変な人が多いと思いますが、ぜひ読んでもらいたいですね!」と薦めてくれました。5月22日の発売をどうぞお楽しみに?

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明日は藤田選手の誕生日ですが、非公開練習となっています。また明後日の午後、練習見学にお越しいただければと思います。今週は韓国代表、来週はじめには日本代表のワールドカップメンバー発表もあります。どうぞ引き続きのご注目とご声援を!