祭りのあと
担当:河原 正明
昨日のスタジアムのにぎわいはどこへやら。強い日差しの照りつける夕方の日立台は、しかし静かなものでした。年に一度のファン感謝デーは、選手たちにとっても今週からのJ1リーグ戦再開を前によい区切りとなったのではないでしょうか。
世界規模のお祭り、といっても良いワールドカップも日本時間の今朝終了しました。ドイツが史上始めて南米でのワールドカップを制した今大会、約1ヶ月間楽しませてもらいました。選手たちも毎日のトレーニングの合間や昼食の食堂でもずっと試合が流れていました。もう早起きしなくてもいい(苦笑)という方も多いかもしれませんが、終わってしまえばあっという間でした。
今回、レイソルからキムチャンス選手とハングギョン選手の2人が本大会に出場しました。残念ながらチャンス選手には出場機会がありませんでしたが、グギョン選手はグループリーグ3試合全てに出場しました。レイソルでは今一番「世界」を感じて帰ってきた選手だと思います。
その両選手は、先日の天皇杯2回戦で久々にレイソルのユニフォームを着ての試合出場となりました。途中出場でしたがチャンス選手は「久々の試合だったのでプレーの感覚はもっと良くなる。それにしても気温が暑かった!」、グギョン選手は「日立台での試合は楽しかったです」。
チャンス選手は茨田選手とのコンビネーションで相手DFラインの裏を何度も突くプレーとクロスでチャンスメイクをすれば、グギョン選手は中盤の底でボールを刈り取り続ける仕事を忠実にやり遂げていました。
特にグギョン選手は4月の浦和戦以来の日立台でのプレーでしたが、後半戦に向けて大きな戦力が戻ってきてくれたと思います。彼らもブラジルで悔しい思いをしてきたそうです。それをポジティブなパワーに変換して、次は日本での戦いに向けて力を存分に発揮してもらいましょう!