学校へ行こう!
担当:河原 正明
早いもので今シーズンもあと2ヶ月弱。レイソルのトップチームにとって残す公式戦は、リーグ戦7試合のみとなりました。2日間のオフを取り、久々に日立台でトレーニングを行いました。
毎年秋が近づくとクラブ宛に増えてくる依頼があります。それは学校訪問です。今日は2006年からクラブが実施している学校訪問事業「レイソルしま専科」で柏市立風早北部小学校を渡部選手、高山選手の専修大学卒コンビが訪れました。
渡部選手は4回目、高山選手はレイソルでは初の学校訪問となります。いつもなら前日に打ち合わせを行うのですが、2日間のオフとなりぶっつけ本番に。やや不安だったのは本人だけではありませんでしたが(汗)「4時間以上かけて書き上げた」(高山選手)原稿を手にいざスタートです。
サッカーなら前半開始から全速力で駆け上がれるのですが、トークとなると緊張からかそうはなかなかうまく行かなかったようです。小学校で始めたサッカーの話、そして高校時代、川崎フロンターレでユースからトップチームに上がれなかったこと。そして進んだ大学で、再び夢に挑み現在に至る話を披露。「大人になるまであっという間でしたが、いろんな人と出会い、たくさんの事を学んだ。たとえ今はわからなくても、大きくなってからわかることもあるので、人の話をよく聞いて欲しい」と自らの半生を振り返ってアドバイスを贈っていました。
渡部選手は経験があるので落ち着いたもの。トークでも先輩としての威厳?を見せてくれました。渡部選手が実は高校3年生の時にレイソルへ練習参加していたことは知る人ぞ知る話ですが、その時はプロサッカー選手にはなれませんでした。夢を断たれて大学に進んだもののサッカーには身が入らなかったこと。しかし、仲間のある一言でもう一度プロを目指すことに。家族や友人に支えられた経験談を語ると、児童たちも真剣に聞き入っていました。
渡部選手は高山選手の一学年先輩です。「同じ大学で練習していた二人が、似たような道を辿ってプロになり、今、同じチームでプレーしている」縁もあります。息はぴったりの二人は、質疑応答の時間をはさんで、実技披露、そして児童を交えたサッカー対決で本領発揮。特にサッカー対決では接戦となり大変な盛り上がりに。気づくと予定終了時間を大幅に超えていました。
一方、初参加の高山選手は「どうなることかと思いましたが、子どもたちに助けられました。(100点中)50点」と厳しい自己採点でしたが、児童も楽しそうにふれあっていたのが印象的でした。渡部選手は「またみんなから元気をもらえました!」と充実した時間だったようです。
なお、今日の模様はガンバ大阪戦のスカパー!中継内の「レイソルラボ」で放送予定です。また、その他地元情報紙やサイトにも掲載される予定となっています。掲載日が決まりましたらお知らせします!