2014年10月12日

逆転ならず

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担当:大重正人

今季、たくさんの勝利を見てきた日立台のホームゲーム。なかでも2つのレッズ戦やフロンターレ戦は、選手のプレーはもちろん、スタジアムの応援の雰囲気も含めて、日本中に胸を張れる日立台の試合だったと思います。今日も、それらに匹敵するかそれ以上の内容だったかもしれません。ただ今日は90分のゲームではなく、180分のゲーム。試合に勝ったのに、勝者になれない。ここで力の限りを出し尽くして闘った選手たちと、声を枯らし手拍子で応援してくれたサポーターみなさんの頑張りが、報われるものになってほしかった。勝ちたかったし、勝たせたかった。なかなか心の整理がつきません。

2-0という、目指していたスコアを手にしてからが、本当のキックオフでした。激しいコンタクトがアドバンテージで流されるのか、イエローカードになってしまうのか。選手たちにとってはとても難しい状況だったと思います。結果的にレイソルは前半だけで3枚の警告をもらいながら、ハードに闘い続けました。その迫力で相手の混乱を呼び込んで、レアンドロ選手のすばらしいゴールで、この戦いを振り出しに戻しました。

あの失点があるまでに、3点目を奪えるチャンスがあり、一体となった後押しのムードが充満していました。しかしJリーグを連覇しているサンフレッチェの踏ん張りは敬意に値するものでしたし、そこで決めきる強さが今日のレイソルには一歩足りませんでした。取れる時に取らないと、相手に反撃の芽を与えてしまいます。「いいゲームだったのに、自分が。。。」ミックスゾーンで囲まれた桐畑選手は言葉に詰まり、無念さから上を向いてこらえるしかありませんでした。

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「0-2の状況から、今日はみんなよくやった!」と声をかけてあげたいし、試合後ピッチへ贈られた拍手は、そういう皆さんの思いが詰まっていたことでしょう。でも、プロは結果がすべて。「どうしてホームでこれだけのゲームができるのに、アウェイでできないのか」。監督や選手たちからも、第1戦の結果を後悔する言葉がありました。今日のような試合ができれば、間違いなくファイナルに進めたでしょうし、リーグ戦も上位につけているはずです。そして今年はその後悔が、次への結果に残念ながらつながっていないのが現状です。今日奪えなかった得点、防げなかった失点、繰り返さないように。今季、レイソルに残された試合は7試合、まずは来週アウェイのカシマスタジアムで。今日喜べなかった分まで、サポーターに勝利を届けてほしいと思います。今日の応援と敗戦の悔しさ、絶対に忘れてはいけません。

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最後に、明日のJユースカップは、予定通り14時開催の予定です。台風が近づく中、雨の予報ですが、スタジアムメインスタンドにてご観戦いただけます。お気をつけてご来場ください。