春が来た
担当:大重正人
今週は国際Aマッチウィーク、ナビスコカップ開催でリーグ戦はお休み。2月17日のACLプレーオフから駆け抜けてきたレイソルにとっては、束の間のブレイクウィークとなりました。春の暖かさが日に日に増して、日立台の桜はすこしずつ花開いてきました。とはいえ、まだ一分から二分ぐらい。まだかまだかと思ってしまいますが、桜が少しでも長く楽しめるとしたら、それはそれで嬉しいことですよね。
試合がないというちょっとした寂しさが当然ありますが、代表戦ではレイソル出身の選手たちが活躍しています。新生ハリルジャパンの初陣、チュニジア戦には酒井宏樹選手が右サイドバックで先発し、後半39分まで出場。アギーレジャパン初戦以来の代表復帰戦、久しぶりに元気な姿を見せてくれました。その2時間ほどまえ、リオ五輪をめざすU-22日本代表がアジア1次予選では、山中亮輔選手がフル出場。2点目のゴールをアシストするなどこちらも勝利に貢献。体調不良で合流が遅れるアクシデントもありましたが、すっかり回復、心配なさそうですね!29日、31日と連戦になります。GK中村航輔選手の出場も期待しましょう~
レイソルは、この間、来週4日土曜日のマリノス戦へ向けて、日立台でのトレーニングを続けています。暖かさも手伝ってか、非常にいい雰囲気。快活活発な一週間を過ごしました。大谷キャプテンは「この前の新潟戦で久しぶりに負けましたが、それまでできていたところが少し足らなかったり、修正すべき部分が見えたりしました。この後4月から5月中旬まで連戦が続いてじっくりトレーニングができなくなるなかで、今のこの期間がすごく重要になるとみんなが理解して取り組んできました。ここまですごく順調に来ていると思います」。
マリノス戦では茨田選手が出場停止。大谷選手を中心に、ベテラン栗澤選手、先日待望の復帰を果たし、古巣対戦を待ちわびる狩野選手など、まだまだ陣容は揃っています。今日は時間的には90分ほどと集中したトレーニングでしたが、ピッチ上では体幹やランニングなど個々に入念に、練習に取り組んでいました。
トップチームの練習グラウンドの向こう側、アカデミーのグラウンドには巨大な「壁」が新しくそびえ立ちました。
これまで人工芝グラウンドはネットに囲まれ、壁蹴りができなかったのですが、これで一人でもボールを蹴り続けられます。カラフルないろんな的が描かれているので、ただ蹴るだけでなく狙いを定めて、それによってキックの正確さも養われるでしょう。またチームメイトとポイントを競うなどゲーム性も取り入れると、より楽しく、そして「一本一本のキックを大切にしよう」という集中力も高まることでしょう。これまでもアカデミーでの選手育成に力を入れてきたレイソルですが、またひとつ練習環境の整備が進みました。いつかトップチームの選手にも、ぜひチャレンジしてもらいたいですね~