ガンバ戦
担当:大重正人
1-3。ガンバとのアウェイゲームはスコア通りの厳しい結果に終わりました。立ち上がりからは互いにボールを展開しながら、攻守で拮抗した時間が続きました。しかし前半34分、マイボールのCKからカウンターを許し、最後は阿部選手のボレーが決まって、先制点を献上。その2分後、ここで踏みとどまらなければいけないところでしたが、DFラインのビルドアップで呼吸が合わず、またしても阿部選手にゴールを許し、前半は0-2のビハインドとなってしまいました。
ここで太田選手を投入し、工藤選手を中央へ。「(ペナルティエリア)ボックスのできるだけ近いところで」(吉田監督)という狙いが実を結び、工藤選手が相手にとって危険なエリアでシュートチャンスを作り出してPKをゲット。これをクリスティアーノ選手がしっかり決めて1-2。しかしここでガンバの反撃を止められず、宇佐美選手の好シュートが右隅へ決まり、1-3。踏ん張らなければいけない時間帯、タイミングでの失点は非常に痛く、試合の流れをまた相手に引き渡すことになり、反撃実らずそのままタイムアップ。これでリーグ戦は4試合未勝利、ステージ首位との差はまた離される結果となってしまいました。
試合後。勝利を信じて万博まで駆けつけ、劣勢の中でも声を振り絞って応援してくれたサポーター皆さんから、ピッチに向かって厳しい言葉がありました。大きな期待をこめてのアウェイ遠征。しかし今日のレイソルは、表現したいサッカー、プレーをスタンドのレイソルサポーターに対して十分に届けられず、大きな悔しさだけが残る試合になってしまいました。来たる10月3日にはホーム日立台での名古屋戦。この1週間で自分たちが何をやらなければいけないのかを見つめ直し、そして結果として残さなければいけません。2ndステージで連勝をつかんだ試合、ACLで持てる力をすべて出してファイトした試合。相手よりも一歩でも早く、真っ向からぶつかり強く激しく。全身全霊で1点を奪い、1点を守りきった、そんな試合を次こそ。