2015年10月16日

明日はカシマへ

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担当:大重正人

国際Aマッチによるリーグ中断が明け、明日から残り4試合の戦いが再開します。ナビスコカップ準決勝、天皇杯3回戦がなかったレイソルにとっては、もう一度コンディションを整え、プレーや戦術の精度を高めていくための重要なトレーニング期間となりました。実戦感覚も落とさぬようトレーニングマッチも2試合行なってきました。

現在のリーグテーブルを復習します。2nd首位の広島が勝ち点28、同勝ち点で明日対戦する鹿島が2位。FC東京と浦和が24点、川崎とレイソルが並んで23点。レイソルは残り4試合全勝で最高35点ですから、ステージ優勝への道はまったく簡単ではありません。

それでも昨年はACLへの一縷の望みを懸けて、残り7試合へ。当時勝ち点39で9位のレイソルが、48点だった4位川崎、47点だった5位鳥栖を捉え、奇跡的な追い上げで4位に滑り込み、ACLプレーオフへの希望をつなぎました。その7連勝のスタートがこのアウェイ鹿島戦、ゴールもカシマスタジアムでした。

鹿島は7月にトニーニョセレーゾ監督から石井正忠現監督に交代すると、以降リーグ戦で破竹の6連勝。ガンバと浦和には敗れたものの、今ステージ9勝1分3敗と強さを発揮しています。4月のホーム戦では前半からレイソルが攻め込み、工藤選手がオフサイドラインぎりぎりで飛び出してのゴールはオフサイドの判定。ほかにもビッグチャンスを数回作り出しましたが惜しくも決めきれず、セットプレーなどで先手を取られ、1-3で敗れています。

大谷選手は「監督は代わってからすごく調子がいいが、元々能力の高い選手たちがいて、すごく良い方向に全員の力が発揮されている。粘り強いし、前線の選手たちもアグレッシブ。自分たちはここで負けたら終わりというぐらいの気持ちだし、そのための準備をしてきた。去年も難しい状況だったけど、何が起こるかわからないと、全員が信じてやった結果だった」。

10月3日の名古屋戦ではチームが連動してのいい形での3ゴールで快勝をおさめました。それまでの4試合で勝利が無く、サポーターの皆さんの期待にこたえることができない試合が続きました。それゆえにグランパス戦勝利による最高の喜び、試合中から試合後にかけてのスタジアムの一体感は本当に格別のものでした。それを続けてお届けしなければいけませんし、鹿島、清水、FC東京、新潟と、1stステージで勝利できなかった4チームにどう立ち向かっていくか。まずは明日、選手たちの奮闘を期待するとともに、ご声援のほどどうぞよろしくお願いいたします。

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