2016年3月13日

下平隆宏 新監督

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担当:大重正人

昨日のジュビロ戦の試合後、突然の監督交代をお知らせすることとなり、サポーターの皆様を大変驚かせ、またご心配をおかけしておりますことをお詫び申し上げます。瀧川龍一郎社長が「メンデス監督からご家族の健康上の問題で辞任の申し入れを受けまして、残念ではありますがクラブとしても受理することとなりました。後任の監督につきましては、現ヘッドコーチの下平隆宏を監督とし、翌日から指揮を執らせます。暫定や代行ではなく監督としてやっていただきます」とお話させていただいたとおり、今朝から下平隆宏新監督がレイソルを率いています。

午前9時半に全選手が集まり、所信や取り組むサッカーについての説明、ミーティングが行われました。その後リカバー組と順天堂大学とのトレーニングマッチ組に分かれ、おのおのメニューをこなしました。トレーニングマッチには13選手が出場。下平監督がレイソルのアカデミーで取り組んできたスタイルで90分のフルマッチ。前半に、レイソルU-18から今春順大に進む浮田選手が豪快な左足のシュートを突き刺してリードされますが、後半からは、ボールを丁寧につなぎ、中盤やサイドのスペースを巧みについてリズムをつかみます。後半、右サイドから抜け出した今井選手のクロスを、中川選手が合わせて同点ゴール。1-1で試合を終えました。

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試合後には下平監督がメディアからの質問に答えました。
「今の心境は危機感というか、成績が出ていない状況で引き継いだ形なので、勝たなければいけないというプレッシャーを感じています。基本的にはアカデミーでやってきたサッカーをやっていきたいと思っています。今朝のミーティングでも選手たちに説明しましたし、細部はこれからですが、大枠は伝えました。ボールを大切にすること、良いポジションをとること。これまでのアカデミーのやり方のいいところは継続していくし、今年のようにアグレッシブになった部分などは吸収していきたいし、そこにトライしていきたい。

攻撃はボールを動かし、相手を見ながら、大宮や磐田のように4-4-2でしっかりブロックを作ってくるチームに対し、簡単に相手は崩れないので、相手を動かしたり引き出したり、こちらが操作するようなこともしないと相手を崩せないので。ただ今年の良さ、奪ってからカウンターに出ていくパワーとか、アグレッシブにやっているところは良かったと思うし、工夫して取り入れて行きたい。

ユースで指導した選手もたくさんいるが、そうでない選手もいるし、教え子だから優遇するとかは絶対ないし、たとえば大津や田中順也、ディエゴなどが持っている個のパワーが削がれないようにすることも大事だと思っています。選手たちにも話しましたが、自分の目標は、レイソルがACLで優勝することだと。そのためにこれからのシーズンがある。リーグで3位以内か天皇杯優勝しないと、来年ACLに出られませんから、そこに向けてしっかりやっていこうと話しました」

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下平レイソルの本格始動は、オフ明けの3月15日から。練習見学エリア、ファンサービスエリアの運用につきましては、今季これまでのものと変更はありません。また非公開のトレーニングをおこなうことがありましたら、また改めてお知らせいたします。今後ともご協力のほど、どうぞよろしくお願いいたします。